【釜本邦茂】デビュー戦3得点の小川は抜群の嗅覚。日韓戦は球際のぶつかり合いを恐れるな!

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年12月14日

若い選手たちがこうした試合で自信をつけていくのはいいこと

A代表デビュー戦で3得点を奪った小川。韓国戦でも大暴れできるか。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 E-1選手権の香港戦は5対0で勝ったけど、日本にとってはさほど難しくない試合になった。どれだけ点を取るための形を作れるかが、この試合のテーマだったように思う。

 香港はちょっとチームになり切れていない印象で、球際も弱かった。組織としても個としても、大会に参加している他の3チームよりもだいぶ落ちるチームだろう。こういう相手に対して、しっかり点を取るというのも攻撃の形を作るとか、チームとして自信をつけるという意味でも大事なこと。

 この日の試合は五輪世代の選手が9人スタメン入りして、仲川と大島がオーバーエイジのような形で入っていた。とくに若い選手たちがこうした試合で自信をつけていくのはいいことだよ。

 とりわけデビュー戦でハットトリックを達成した小川は点を取るうえでの嗅覚をしっかりと発揮していた。3点目の得点などは、しっかりとゴール前にポジションを取って、落ち着いて頭でコースを狙って決めた。もちろん相手のレベルが上がれば、こう上手くはいかないが、FWはやはり点をどんどん取ってこそ良いイメージが持てるようになる。そうした意味でも、小川にとっては絶好のデビュー戦になった。

 ただし、チームとして見れば、後半は小川の1点だけでゴールが止まってしまった。5点目が入った後は、なんだかペースが緩んでしまったように見えた。最後の韓国戦へ向けての課題と言えるだろう。

 その韓国戦は優勝を懸けた大一番になる。今日の結果をどう最終戦につなげていくのか見物だね。韓国は地元開催だけに無様な試合はできないだろう。日本というだけで気合の入れ方も違ってくるから、相当球際での戦い、ぶつかり合いは激しくなる。そこを恐れていては勝負にならないよ。

 また今回は東京五輪世代が多数招集されているわけで、韓国戦でも少なくない選手が起用されるはず。彼らが五輪に向けてどんな戦い方ができるか。コロンビア戦ではちょっと期待外れな姿を見せられたから、今回こそはメダルが期待できるような戦いぶりを見せてほしいね。

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