6戦未勝利となったナポリにはティフォージから怒号が…
現地時間12月1日に行なわれたセリエAの第14節で、15位のボローニャは、7位のナポリと敵地で激突した。
前節のパルマ戦で、左ハムストリングの怪我からおよそ1か月半ぶりに戦線へ復帰していたボローニャの冨安健洋は、今シーズンから抜擢されている右サイドバックで2試合連続スタメン出場を果たした。
試合は、序盤からボールを支配しにかかるナポリに対し、ボローニャが積極果敢にフォアチェックを仕掛けるアグレッシブな展開で進行する。
次第にホームチームのペースとなる中で、冨安は、対面に位置するイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェをカバーしながら、前線を活性化させる攻撃参加を求められるタスクを難なくこなす。
守備では、ナポリの起点となる相手エースの仕掛けを絶妙な間合いで見事に食い止める堅実さを披露した冨安は、32分には右サイドを攻め上がってから絶妙なクロスで、ジェマイリの決定機を演出した。
35分以降、ワンサイドゲームを展開して、ボローニャを押し込んだナポリは、前半終了間際にようやく均衡を破る。41分、左サイドに開いたインシーニェが放ったミドルシュートを相手GKが弾いたところをジョレンテが詰めた。
その後は危なげなく時間を消化したナポリは1-0とリードして前半を終えた。
前節のパルマ戦で、左ハムストリングの怪我からおよそ1か月半ぶりに戦線へ復帰していたボローニャの冨安健洋は、今シーズンから抜擢されている右サイドバックで2試合連続スタメン出場を果たした。
試合は、序盤からボールを支配しにかかるナポリに対し、ボローニャが積極果敢にフォアチェックを仕掛けるアグレッシブな展開で進行する。
次第にホームチームのペースとなる中で、冨安は、対面に位置するイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェをカバーしながら、前線を活性化させる攻撃参加を求められるタスクを難なくこなす。
守備では、ナポリの起点となる相手エースの仕掛けを絶妙な間合いで見事に食い止める堅実さを披露した冨安は、32分には右サイドを攻め上がってから絶妙なクロスで、ジェマイリの決定機を演出した。
35分以降、ワンサイドゲームを展開して、ボローニャを押し込んだナポリは、前半終了間際にようやく均衡を破る。41分、左サイドに開いたインシーニェが放ったミドルシュートを相手GKが弾いたところをジョレンテが詰めた。
その後は危なげなく時間を消化したナポリは1-0とリードして前半を終えた。
迎えた後半は、1点のビハインドを追って、攻勢を強めたボローニャが、立ち上がりにナポリの堅牢を打ち崩す。58分、ハーフタイムにピッチに入っていたスコフ・オルセンが、相手CBクリバリのクリアボールをダイレクトでねじ込んだ
タイスコアに戻されたナポリは、65分には起爆剤となるメルテンスを投入して、チームを活性化させる。そのベルギー代表MFも期待に応え、66分には惜しいミドルシュートを、さらに77分にはエリア内で狙いすました一撃を見舞ったが、いずれもゴールネットを揺らすには至らない。
チームが相手の攻勢に押し込まれる展開が続き、守備に追われるようになった冨安だが、前半と同様にマークについたインシーニェにも決定的な仕事をさせないクレバーな対応を披露した。
刻一刻と時間が過ぎていくなかで、攻めるナポリと守るボローニャという構図で進行していくなかで、次点を奪ったのは、後者だった。80分、ジェマイリとの連携からエリア内に侵入したサンソーネが、冷静にシュートを決めたのだ。
逆転に成功したボローニャは、残り時間を巧みに消化。一方のナポリは、再び相手を押し込んだが、決定機を生み出せず。後半アディショナルタイム4分には、ジョレンテがゴールネットを揺らしたが、VAR協議の末にノーゴールの判定となって万事休す。結局、試合は2-1でアウェーチームの勝利で終了した。
先制しながらも追いつかれたホームチームは、セリエAでは第9節のスパル戦から6試合連続未勝利(4分け2敗)とスクデットが大きく遠のく結果に……。これにはスタンドのティフォージ(熱狂的なファン)から怒号の入り混じったブーイングが飛び交った。
一方、冨安を中心にした堅守でナポリの猛攻を凌ぎ切り、貴重な3ポイントを拾ったボローニャは、順位を12位に浮上させている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部