• トップ
  • ニュース一覧
  • 「正直、もっとハードな試合になるかと…」U-17日本代表を破って涙したメキシコ、指揮官が本音を明かす【現地発】

「正直、もっとハードな試合になるかと…」U-17日本代表を破って涙したメキシコ、指揮官が本音を明かす【現地発】

カテゴリ:日本代表

リカルド・セティオン

2019年11月09日

敵将は「選手たちはがっかりしていた」

現地での下馬評は日本の圧倒的有利。しかし結果は……。(C)Getty Images

画像を見る

 U-17ワールドカップの決勝トーナメント1回戦で、フランス、ブラジル、パラグアイとともにグループリーグでは「ベストチーム」だった日本が、ぎりぎりで16強に勝ち上がってきたメキシコによもやの敗退を喫した。

 メキシコは特別いいプレーをしたわけではない。苦労をして勝利したわけでもない。メキシコが勝ったというより、日本が負けたと感じる試合だった。

 2-0で終了のホイッスルが鳴ると、メキシコの選手たちは泣いて喜んでいた。彼らにとっても、それほど意外な勝利だったのだ。
 
 試合後のインタビューで、メキシコのマルコ・ルイス監督は、「対戦相手が日本だと分かって時、選手たちはがっかりしていた」と明かした。

 だからこそ、「正直、もっとハードな試合になると思っていた」という率直なコメントもうなずける。

「選手たちには、我々はベスト16には入れたのだから、後はできるだけのことをするだけだと言っていた。日本がレベルの高いチームだということは皆よく知っていた。しかし、我々はその日本を下した」

 誇らしげな指揮官は、最後にこう言い残した。

「今日はメキシコにとって最高の日だ」

取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子

【著者プロフィール】
リカルド・セティオン/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。
8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
【関連記事】
「最高のチームが最弱のチームに負けた」「西川は居眠り」U-17日本代表の“早すぎる”敗退をブラジル人記者が嘆いたワケ【現地発】
「ダサいけど日本では普通なの?」「目立ちすぎ!」本田圭佑のバレバレ“変装姿”に現地メディア&ファンがツッコミ!
「W杯で起きていることを知ってほしい」“死の組”首位通過からの暗転…U-17日本代表を襲った突然の出来事
「ニッポンをもっと見てみたい」「驚かされた」名手ドゥンガや名物記者がU-17日本代表を絶賛! 闘将が気に入った3人とは?【現地発】
【セルジオ越後】2チーム編成の日本代表で注目したいのは古橋とオナイウ!怪我がなければ見たかったのは…

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 王国の誇りを胸に
    4月10日発売
    サッカー王国復活へ
    清水エスパルス
    3年ぶりのJ1で異彩を放つ
    オレンジ戦士たちの真髄
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 特別企画
    5月1日発売
    プレミアリーグ
    スター★100人物語
    絆、ルーツ、感動秘話など
    百人百通りのドラマがここに!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 完全保存版
    1月17日発売
    第103回全国高校サッカー選手権
    決戦速報号
    前橋育英が7年ぶりの戴冠
    全47試合&活躍選手を詳報!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ