トッテナム・ホットスパーの若き英傑が、超高額スーパーカーを手に入れたようだ。
 
　プロフットボーラーたちの豪華なカーコレクションを随時紹介している英紙『The Sun』。その特異な情報網が今回キャッチしたのは、イングランド代表の23歳MFデリ・アリの新たな愛車だ。

　英国が世界に誇る自動車メーカー、ロールス・ロイス社のスポーツクーペ『Wraith』で、ボディー全体が美しくブラックコーティングされ、内装や足回りも贅沢にカスタマイズされた特別仕様車とのこと。6.6リッター・Ｖ12エンジンを搭載する怪物のスタート価格は25万ポンド（約3250万円）だが、“アリ・バージョン”は超レアな代物だけに、５万ポンド（約650万円）ほど高値ではないかと目される。
 
　そこは、英国紳士の誰もが憧れるステータス・カー。『The Sun』紙は「古くはジョージ・ベストやケビン・キーガン、ボビー・ムーアが愛し、最近ではクリスチアーノ・ロナウドやポール・ポグバもその高性能に魅了されている」と説明し、「言うなればデリ・アリも、真のワールドクラスの仲間入りを果たしたのだ」と、やや皮肉っぽく綴った。

 

　というのも、今季のアリは不振が続いている。
 
　プレシーズンにハムストリングの怪我で出遅れると、復帰後もトッテナムでベンチを温めるゲームが少なくない。直近のチャンピオンズ・リーグ、バイエルン・ミュンヘン戦ではスタメンを飾ったもののパフォーマンスは低調で、チームは２－７の大惨敗。10月のEURO2020予選・２連戦の臨むイングランド代表メンバーからも外れてしまった。
 
　最高級のスーパーカーを駆けながら、心のモヤモヤを振り払っているのか。いずれにせよポテンシャルに疑いはなく、まだ伸びしろも十分にある。ここからの巻き返しに期待だ。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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