ロラン・コシエルニーとアーロン・ラムジーが移籍し、ペトル・チェフが引退したアーセナルは、ウナイ・エメリ監督がまだ“５人のキャプテン”を任命していない状況だ。

　これまでプレミアリーグではグラニト・ジャカがキャプテンマークを巻いてきたが、先週末も一部のファンから不満をぶつけられている。ミッドウィークのリーグ・カップでは、メスト・エジルが腕章を巻き、交代後はロブ・ホールディングが受け継いだ。

　そのホールディングによると、エメリ監督は人選の参考に“民主主義”を用いたようだ。英衛星放送『Sky Sports』によれば、ホールディングは「監督は５人のキャプテンを望んでいて、先日僕らみんなで投票したんだ」と明かした。

「名前を書いて監督に渡すというものだった。そこから監督が決める。どうなるかは様子を見よう。（いつ発表されるかは）分からないけど、このチームには多くのリーダーがおり、お互い助け合っている」
 

　ホールディングは「ロッカールームでのグラニトは大好きだよ。素晴らしいと思う。自分にも僕らにも要求が大きい。リーダーとして重要な責任を負っているよ」と、ジャカを称賛。また、今夏に加入したダビド・ルイスのことも高く評価している。

　また、イングランド人DFは「キャプテンはやりたい。アーセナルのキャプテンになれるなんて、素晴らしいことだ。最高の気分だろうね」と、自らも５人のひとりになりたいと話した。

「これからどうなるかを見よう。自分がなっていたら、すごくうれしいし、光栄なことだ」

　なお、Sky Sportsのアンケートでは、３万人以上のユーザーのうち、30％がホールディングのキャプテン就任を希望。16％でD・ルイス、15％でピエール＝エメリク・オーバメヤン、11％でアレクサンドル・ラカゼットと続き、ジャカは４％にとどまった。

　もちろん、エメリ監督は投票結果だけで決めるのではなく、選手たちの意見を参考にしたうえで自分が考えるキャプテンを選ぶのだろう。その役割を託される５人は、だれになるのだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部