ナポリはガッビアディーニ獲得に20億円相当を用意か。
【ナポリ】ガッビアディーニ、サラー、ファン・ラインなどがターゲット
ナポリは後半戦での巻き返しに向けて、冬のメルカート(移籍マーケット)で積極的な補強に打って出ることを考えている。ターゲットは、ロレンツォ・インシーニェが故障で離脱したサイドアタッカー、そしてウィークポイントのサイドバック。
サイドアタッカーは、サンプドリアのマノーロ・ガッビアディーニ(ユベントスとの共同保有)がメインターゲットのひとりで、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は1400万~1600万ユーロ(約19億6000万~22億4000万円)の移籍金を支払う用意があるようだ。
話が進まない場合に備えて、他にも何人かの候補をリストアップしており、新たに浮上したのは、チェルシーでプレーする22歳のエジプト代表モハメド・サラー。チェルシーが買い取りオプション付きレンタルに応じれば、1月に獲得する可能性が生まれる。サラーの名前はインテルの獲得リストにも挙がっているが、こちらはそれほど優先順位が高くないようだ。
一方、サイドバックに関してはオランダ代表の右SBリカルド・ファン・ライン(アヤックス)、そしてモロッコ代表の左SBアシュラフ・ラザール(パレルモ)が候補に挙がっている模様だ。
【ヴォルフスブルグ】リカルド・ロドリゲスの契約延長交渉が大詰め
スイス代表の左SBリカルド・ロドリゲスと、2016年6月で切れる契約の延長交渉を続けてきたヴォルフスブルク。どうやら交渉は大詰めを迎えているようだ。
世界でも指折りの左SBに成長しつつあるこの22歳のタレントには、ヨーロッパ中のメガクラブが興味を示してきた。しかしヴォルフスブルクは、SBとしては破格の高年俸に高額の違約金を設定した5年契約を提示し、今後もチームの大黒柱に据えたいという考えだ。獲得を狙っていたクラブはあきらめなければならないかもしれない。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)
ナポリは後半戦での巻き返しに向けて、冬のメルカート(移籍マーケット)で積極的な補強に打って出ることを考えている。ターゲットは、ロレンツォ・インシーニェが故障で離脱したサイドアタッカー、そしてウィークポイントのサイドバック。
サイドアタッカーは、サンプドリアのマノーロ・ガッビアディーニ(ユベントスとの共同保有)がメインターゲットのひとりで、アウレリオ・デ・ラウレンティス会長は1400万~1600万ユーロ(約19億6000万~22億4000万円)の移籍金を支払う用意があるようだ。
話が進まない場合に備えて、他にも何人かの候補をリストアップしており、新たに浮上したのは、チェルシーでプレーする22歳のエジプト代表モハメド・サラー。チェルシーが買い取りオプション付きレンタルに応じれば、1月に獲得する可能性が生まれる。サラーの名前はインテルの獲得リストにも挙がっているが、こちらはそれほど優先順位が高くないようだ。
一方、サイドバックに関してはオランダ代表の右SBリカルド・ファン・ライン(アヤックス)、そしてモロッコ代表の左SBアシュラフ・ラザール(パレルモ)が候補に挙がっている模様だ。
【ヴォルフスブルグ】リカルド・ロドリゲスの契約延長交渉が大詰め
スイス代表の左SBリカルド・ロドリゲスと、2016年6月で切れる契約の延長交渉を続けてきたヴォルフスブルク。どうやら交渉は大詰めを迎えているようだ。
世界でも指折りの左SBに成長しつつあるこの22歳のタレントには、ヨーロッパ中のメガクラブが興味を示してきた。しかしヴォルフスブルクは、SBとしては破格の高年俸に高額の違約金を設定した5年契約を提示し、今後もチームの大黒柱に据えたいという考えだ。獲得を狙っていたクラブはあきらめなければならないかもしれない。
【翻訳】
片野道郎
翻訳者からのごあいさつ
イタリアのスポーツ専門局『SkySport』を舞台に活躍するジャンルカ・ディ・マルツィオは、移籍専門記者という新たなジャンルを独力で切り開いた草分けにして、他をまったく寄せ付けないトップランナーです。
イタリア国内ではすでに数年前から超メジャーな存在でしたが、2013年1月にジョゼップ・グアルディオラ監督のバイエルン入りという大スクープをものにして、一躍ヨーロッパ中でその名を知られるようになりました。その後も、ウィリアン(当時シャフタール・ドネツク)がトッテナムからチェルシーに寝返った顛末など、イタリアにいながらワールドワイドな移籍情報をいくつもスクープしています。
セリエAから下部リーグまで各クラブの会長やスポーツディレクターはもちろん、代理人からスカウトまで膨大な関係者と緊密なネットワークを持ち(iPhoneのアドレス帳には3000人以上のコンタクトが入っています)、他の記者には絶対入手できないディープな情報をキャッチ。素晴らしいのは、しっかり裏が取れるまでは決して情報を出さないところです。
ご存じの通り、世界中を飛び交っている移籍関連ニュースの大半は、誰かの願望や思惑に基づくただの噂でありそれ以上ではありませんが、ディ・マルツィオが発信するニュースは、すべて彼自身のプライドがかかったガチネタであり、ハズレはほぼ皆無と言っても過言ではありません。移籍ネタに関しては、どんなにありそうな話でもディ・マルツィオが書くまでは嘘か本当かわからない、どんなにあり得ない話でもディ・マルツィオが書いたら本当、というのが、もはやこの業界の常識になっているくらいです。
ツイッターのフォロワーは全世界で約30万人。日本では13年7月から『ワールドサッカーダイジェスト』誌に連載コラムを寄稿しています。この連載を休載した時には、日本のフォロワーからいくつも問い合わせのリプライが飛んで来たほどの人気です。
そんなディ・マルツィオのオフィシャルサイト『gianlucadimarzio.com』から、移籍関連を中心とする最新ニュースを毎日厳選してお伝えするのがこのコーナー。サプライズはあっても「ガセ」はありませんから、安心してお読みください。(片野道郎)