「我々にはイタクラがいる」堂安律のPSV移籍合意後、フローニンヘン幹部が語った“日本戦略”とは?

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年08月29日

「コウ(板倉滉)は日本の女性に人気がある」

今季はCBとして開幕から先発し続けている板倉。コパ・アメリカではボランチとして出場するなどユーティリティー性が魅力だ。 (C) Getty Images

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 現地時間8月27日、エールディビジのフローニンヘンに所属する堂安律が、名門PSVへの移籍で合意に達したことが発表された。今週中にはメディカルチェックを済ませ、正式加入となる見込みだ。

 その翌日、堂安を手放すことになったフローニンヘンの広報ディレクターであるロベルト・クレバ氏は、地元局『RTV NOORD』の取材に応じ、「ドウアンの存在は、私たちにとってセンセーショナルだった」と語った。

「リツの存在は、クラブにとって、単なる戦力だけではない、ビジネス面での恩恵も大きかった。彼にはとても多くのことを学ばせてもらって感謝している。リツをきっかけに、フローニンヘンに対する日本からのソーシャルメディアのリーチは信じられないほど大きくなった。そのアクセスは、ビジネスの新しい入口を提供してくれている。

 リツはクラブを離れるけれど、我々にはまだコウ(板倉滉)がいる。彼は今シーズン、センターバックとして定着しつつあり、人気も上がってきた。それに、(人気の出やすい)アタッカーではないけれど、日本の女性たちから非常に好感度が高いことも分かっている。彼の存在を軸に、今後よりいっそう、日本に対してアプローチしていくつもりだ」

 クレバ氏は、10月か11月に来日する予定だということも明かした。Jリーグチームとの提携やスポンサー探しと並行して、日本人選手の獲得にも前向きに取り組むようだ。

「外国でプレーすること、外国の企業と手を結ぶことはとても大変なことだ。リツだってオランダに来てすぐには苦労していたが、見事に順応してみせた。我々も日本の異なる文化に対処する必要があるし、相手だって同じことだ。リツがいてくれたことで、日本が非常に魅力的なビジネスの場であることを知ることができて、本当に良かったと思っているよ」

 クレバ氏が新たな“広告塔”として期待する板倉も、今季の開幕節から定位置を確保し、存在感を高めている。

 板倉は1月に川崎フロンターレからマンチェスター・シティに完全移籍し、2020年6月までの期限付きでフローニンヘンに加入。今季はこれまで行なわれた3試合すべてに、CBで先発している。6月に開催されたコパ・アメリカでは日本代表として南米の強豪との試合を経験し、来年に控える東京五輪の主力としても期待される22歳だ。

 フローニンヘンは現地時間8月31日に行なわれる第4節で、ヘラクレスとホームで対戦する。堂安が去った後のフローニンヘンで、クラブにとってより重要な存在となりうる板倉のパフォーマンスに、注目が集まりそうだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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