現地時間８月９日、2019-20シーズンのプレミアリーグが開幕する。

　昨シーズンはリバプールとの最終節までもつれ込むデッドヒートを制したマンチェスター・シティが、クラブ史上初の連覇を成し遂げ、リーグ史に新たな歴史を刻んだ。

　来る新シーズンはいかなる結末が待っているのか。今季のプレミアリーグを展望した“超”有名人がいる。世界的ロックバンド『オアシス』の元ギタリスト兼ボーカリストであるノエル・ギャラガーだ。

　同じく元オアシスのボーカリストである弟のリアム・ギャラガーとともに、熱烈なシティ・サポーターとして知られるN・ギャラガー。優勝時の祝勝会にも参加するなど、もはやクラブの一員のような存在だ。また、たびたび英メディアに登場し、プレミアリーグに意見する“ご意見番”としての顔を覗かせることもある。

　そんなサッカーをこよなく愛する「キング・オブ・ロック」は、英衛星放送『Sky Sports』のインタビューに登場し、「今シーズンのプレミアリーグはどうなるか？」と訊かれ、次のように返してみせた。

「俺は、（シティの）４連覇までは堅いと思っている。次のシーズンもライバルなんていやしないと思うね。たしかに昨シーズンのリバプールは生涯で最高のシーズンを送った。でも、最後は２位だ。まったく傑作だっただろ。だからリバプールはリーグタイトルには近づけないよ。他もそうだ。グアルディオラがいる限り、シティが毎シーズン勝つのさ」

　シティへの偏愛全開で饒舌に持論を語ったN・ギャラガーは、さらにリバプールの指揮官ユルゲン・クロップとグアルディオラの違いを問われ、「あいつはデカいだけ。あとは野球帽を被ってるぐらいだろ」とバッサリ。そして、その他のライバルたち、とりわけ“隣人”に対する強烈な揶揄も忘れなかった。

「リバプールと20回戦ったら、18回は俺ら（シティ）が勝って、２回は引き分けってところだろ。ユナイテッド？ あいつらは今やライバルじゃなくなったよ。昨シーズンもライバルだったのは30分だけだ。トッテナム？ えーっと、スパーズ？ それは誰だ？

　まぁとにかくプレミアリーグは最高だよ。どんなやつの人生も満たすからね。そしてそれが終わる時には全てが退屈になって、次のシーズンが恋してたまらなくなる。今シーズンもそうなるはずだ」

　終始、上機嫌に話し続けたN・ギャラガー。果たして、今シーズンも愛するシティが王者として君臨し続けるのか。それとも――。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部