唯一の懸念材料は?
ジョゼップ・グアルディオラ体制4年目を迎え、クラブ史上初のプレミアリーグ3連覇を目指すマンチェスター・シティに大きな穴は見られない。
今夏の移籍市場では、早々にアトレティコ・マドリーからスペイン代表MFのロドリを獲得し、34歳のフェルナンジーニョへ依存しがちだったアンカーの世代交代に着手。さらにカイル・ウォーカーを除いて頼れる人材がいなかった右SBにユベントスからダニーロ+5850万ポンド(約76億500万円)でポルトガル代表DFのジョアン・カンセロを加え、ピンポイント補強を行なった。
攻撃陣のテコ入れをせずに戦術の浸透を図り、コミュニティーシールドを含めたプレミア開幕前の5試合で4勝1敗(PK戦による敗戦)と仕上がりは順調なシティ。そのプレミア王者の現時点での立ち位置を整理した。
GKは、昨シーズンに異彩を放ったエデルソンが盤石だ。そのブラジル代表GKがコパ・アメリカに出場して合流が遅れていた間にプレシーズンの全試合で起用されたクラウディオ・ブラーボは、グアルディオラ監督から「本当に感動した」と賛辞を贈られた一方で、「素晴らしいセカンドキーパーだ」と明言され、よほどのことがない限りは立ち位置に変更はなさそうだ。
最終ラインは、右から、ウォーカー、ジョン・ストーンズ、エメリック・ラポルト、オレクサンドル・ジンチェンコが並ぶ。右SBに加わったカンセロは、戦術面でまだ指揮官の信頼を勝ち得ていないため、昨シーズンに絶対的レギュラーに君臨したウォーカーが当面は安泰と見る。
今夏の移籍市場では、早々にアトレティコ・マドリーからスペイン代表MFのロドリを獲得し、34歳のフェルナンジーニョへ依存しがちだったアンカーの世代交代に着手。さらにカイル・ウォーカーを除いて頼れる人材がいなかった右SBにユベントスからダニーロ+5850万ポンド(約76億500万円)でポルトガル代表DFのジョアン・カンセロを加え、ピンポイント補強を行なった。
攻撃陣のテコ入れをせずに戦術の浸透を図り、コミュニティーシールドを含めたプレミア開幕前の5試合で4勝1敗(PK戦による敗戦)と仕上がりは順調なシティ。そのプレミア王者の現時点での立ち位置を整理した。
GKは、昨シーズンに異彩を放ったエデルソンが盤石だ。そのブラジル代表GKがコパ・アメリカに出場して合流が遅れていた間にプレシーズンの全試合で起用されたクラウディオ・ブラーボは、グアルディオラ監督から「本当に感動した」と賛辞を贈られた一方で、「素晴らしいセカンドキーパーだ」と明言され、よほどのことがない限りは立ち位置に変更はなさそうだ。
最終ラインは、右から、ウォーカー、ジョン・ストーンズ、エメリック・ラポルト、オレクサンドル・ジンチェンコが並ぶ。右SBに加わったカンセロは、戦術面でまだ指揮官の信頼を勝ち得ていないため、昨シーズンに絶対的レギュラーに君臨したウォーカーが当面は安泰と見る。
中盤は、指揮官たっての希望で獲得し、安定したパフォーマンスを見せているロドリがアンカーのレギュラーとしての起用が濃厚。その前に並ぶインサイドハーフは、右にダビド・シルバ、左にケビン・デブルイネとお馴染みの顔が揃う。
バックアッパーには、経験豊富なイルカイ・ギュンドアンや指揮官から「宝石」と称賛されるフィル・フォデン、さらにベルナルド・シウバもここで起用でき、質・量ともに申し分がない。
コミュニティシールドでザネが右膝前十字靭帯断裂の大怪我を負った3トップは、右からB・シウバ、セルヒオ・アグエロ、ラヒーム・スターリングが並ぶ。ガブリエウ・ジェズスが控えるCFは盤石だが、控えがリャド・マハレズしかいないウイングは、厳しいやり繰りを強いられそうだ。予想外のザネの故障が、王者の唯一の懸念材料と言えるかもしれない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部