７月27日、ノエビアスタジアム神戸で、『楽天カップ2019』のヴィッセル神戸対バルセロナが18時にキックオフされた。
 
　バルサは注目の新加入アントワーヌ・グリエーズマンがスタメン入りをしたが、故障を抱えている安部裕葵はベンチから外れた。
 
　神戸は、アンドレス・イニエスタ、ダビド・ビジャ、セルジ・サンペールの“元バルサトリオ”が揃って先発した。
 
　イニエスタが魅せたのは開始４分、高い位置でＤＦからボールを奪うと、そのままミドルシュートでゴールを狙う。さらに神戸は７分、藤谷壮が果敢なオーバーラップでエリア付近まで進出してファウルを誘い、このFKからイニエスタが挙げたクロスをダンクレーがヘッドで合わせる。立ち上がりから厳しいプレスと素早い攻守の切り替えを軸に、ホームチームがチャンスを作った。
 
　一方のバルサは13分に最初の決定機を迎える。自陣深くでスローインを受けた神戸ＤＦダンクレーがコントロールミス。これを見逃さずにボールを奪ったリキ・プッチがそのままＧＫとの１対１に持ち込んだが、シュートは惜しくも枠を外れた。25分には、ブスケッツが攻撃参加してグリエーズマンにラストパスを供給。これは神戸ＤＦにクリアされる。
 
　前半の終盤は神戸も反撃し、34分にはカウンターでスペースを付いた小川慶治朗にイニエスタが縦パスを出し、あわやゴールかという場面を作る。39分には小川のマイナスのパスを受けたイニエスタが、エリア外からミドルを狙ったが、これはＧＫにセーブされた。
 
　バルセロナは42分にジョルディ・アルバのクロスにグリエーズマンが合わせるも、左足で放ったシュートは上に外れる。両チームともにチャンスを作ったが、前半は結局スコアレスで終了した。
 
構成●サッカーダイジェストWeb編集部