「前橋ダービー」となった注目の群馬決勝は、前橋育英が前橋商を4-1と圧倒。2年ぶりに代表校の座を掴んだ。山梨では2009年度大会で優勝した山梨学院が、前回出場校の帝京三を1-0で下し、3年ぶり4度目の出場権を獲得。また激戦区の神奈川を制したのは、7年ぶり4度目の出場となる日大藤沢。セットプレーで挙げた1点を守り切り、厚木北に競り勝った。
長野は都市大塩尻が上田西を3-1で退け3年ぶり2度目、鳥取は常連校の米子北が米子東を2-0で下し、5年連続10度目の出場をそれぞれ決めている。四国では、高知を除く3地区で出場校が決定。香川は香川西が9年連続10度目の出場。2年連続15度目の出場を決めた徳島の徳島市立、愛媛の松山北は夏のインターハイに続く出場を決めた。
このほか各地区で11月15日、16日に行なわれる決勝のカードも決定。波乱が起きたのは熊本。夏のインターハイ準優勝校の大津が、東海大星翔に0-1で敗れた。決勝は、東海大星翔と秀岳館の対戦となった。
京都は、同じプレミアリーグに所属する東山を撃破した京都橘が、準決勝でも福知山成美を2-0で下して決勝進出。同じく久御山を撃ち合いの末に4-3で破った立命館宇治が決勝に勝ち上がった。また東京Aでは、都立校の三鷹が前回大会で全国8強入りした修徳を2-1で撃破。ボトムアップ理論の指導で力をつけてきた堀越と決勝で相まみえる。
そのほか、栃木、新潟、愛知、岐阜、三重、滋賀、和歌山、大分、沖縄で決勝のカードが決まった(対戦カードは、下表に記載)。
9日には石川、兵庫、岡山、高知で代表校が決まる。地区予選は、11月9日までに21地区で代表校が決定。その翌週の11月16日に全代表校が決まる。全国大会の組み合わせ抽選は、同17日に行なわれる。
第93回全国高校サッカー選手権 地区予選日程
※青字はチームレポート
都道府県名 | 決勝日程or代表校 | 出場回数 |
北海道 | 北海道大谷室蘭 | 4年ぶり30回目 |
青森 | 青森山田 | 18年連続20回目 |
岩手 | 遠野 | 2年連続24回目 |
秋田 | 新屋 | 初出場 |
宮城 | 聖和学園 | 3年ぶり2回目 |
山形 | 東海大山形 | 初出場 |
福島 | 尚志 | 3年ぶり6回目 |
茨城 | 11/16(日) | |
栃木 | 11/15(土) 矢板中央×佐野日大 |
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群馬 | 前橋育英 | 2年ぶり18回目 |
埼玉 | 11/16(日) | |
千葉 | 11/16(日) | |
東京A | 11/15(土) 三鷹×堀越 |
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東京B | 11/15(土) | |
神奈川 | 日大藤沢 | 7年ぶり4回目 |
山梨 | 山梨学院 | 3年ぶり4回目 |
新潟 | 11/15(土) 開志学園×加茂暁星 |
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長野 | 都市大塩尻 | 3年ぶり2回目 |
富山 | 水橋 | 4年ぶり6回目 |
石川 | 11/9(日) 星稜×遊学館 |
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福井 | 丸岡 | 3年連続27回目 |
静岡 | 11/15(土) | |
愛知 | 11/15(土) 東邦×中京大中京 |
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岐阜 | 11/15(土) 帝京大可児×岐阜工 |
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三重 | 11/15(土) 宇治山田商×四中工 |
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滋賀 | 11/15(土) 野洲×草津東 |
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京都 | 11/15(土) 京都橘×立命館宇治 |
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奈良 | 11/15(土) | |
和歌山 | 11/16(日) 初芝橋本×近大和歌山 |
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大阪 | 11/15(土) | |
兵庫 | 11/9(日) 三田学園×滝川二 |
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鳥取 | 米子北 | 5年連続10回目 |
島根 | 11/15(土) | |
岡山 | 11/9(日) 作陽×玉野光南 |
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広島 | 11/16(日) | |
山口 | 11/16(日) | |
香川 | 香川西 | 9年連続10回目 |
徳島 | 徳島市立 | 2年連続15回目 |
愛媛 | 松山北 | 5年ぶり4回目 |
高知 | 11/9(日) 高知商×明徳義塾 |
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福岡 | 11/16(日) | |
佐賀 | 11/15(土) | |
長崎 | 11/16(日) | |
大分 | 11/16(日) 中津東×情報科学 |
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熊本 | 11/16(日) 東海大星翔×秀岳館 |
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宮崎 | 11/16(日) | |
鹿児島 | 11/16(日) | |
沖縄 | 11/15(土) 前原×西原 |