プレーオフ争いのプレッシャーにも屈している印象。
ファジアーノ岡山
成績(37節終了時):7位/勝点54/13勝15分9敗/44得点・43失点
残り5節の対戦
38節 10/26(日) 対大分(A)16:00 前回対戦△1-1
39節 11/1(土) 対京都(H)13:00 前回対戦△1-1
40節 11/9(日) 対横浜FC(A)13:00 前回対戦△0-0
41節 11/15(土) 対熊本(H)14:00 前回対戦△0-0
42節 11/23(日) 対富山(A)14:00 前回対戦△0-0
ポイント1)チームの現状は?
現在、2連敗を含む6戦未勝利と、ここにきて大ブレーキがかかっている。18戦無敗を記録したシーズン中盤と比べると、走力やスピードなどフィジカル面でのパワーダウンが否めず、プレーオフ進出を巡る争いのプレッシャーにも屈している印象だ。
37節の山形戦では今季ワーストの4失点。29節の讃岐戦から連続失点中と守備の踏ん張りが効かなくなっているのは気掛かりだ。
一方の攻撃面は、27節の北九州戦から連続得点中と一定の成果を出してはいるが、不安定な守備をカバーするほどの迫力は、残念ながらない。
ポイント2)昇格へのシナリオは?
山形との直接対決を落とした37節の敗北で、6位から7位へと後退。プレーオフ圏内から脱落してしまった。もっとも、6位山形とは勝点1差と大きな開きはなく、プレーオフは現実的な目標。下を向く必要はまったくない。
1か月以上も勝利に見放されているだけに、形はどうであれ勝って自信を取り戻すことが先決。勝点の皮算用は、それからの話だ。とにかく目の前の試合に集中し、確実に勝点を積み上げていくしかない。
ポイント3)終盤戦のキープレーヤーは?
荒田智之
9月に怪我から復帰して、ここまで途中出場から2得点をマーク。決定力には定評があり、もちろんスタメンでも十分な貢献が見込めるが、スーパーサブとしても期待できる男だ。求めたいのは、膠着状態で、あるいは劣勢の時間帯にピッチに立ち、勝利を手繰り寄せる決定的な働きだ。
ポイント4)累積警告や負傷者などの懸念材料は?
攻守の軸である上田、3バックで攻守に奮闘する田所がイエロー3枚のリーチ状態で、どちらを欠いても戦力ダウンは避けられない。押谷が2試合連続で警告を受けているのも気になるところだ。
一方、これまで攻撃陣をリードしてきた石原や片山が怪我の影響で万全のコンディションとは言えず、今後、ベストメンバーが組めない状況を覚悟しなければならないだろう。
ポイント5)残り5試合で鍵を握りそうな対戦相手は?
38節・大分(A)、39節・京都(H)
38節の大分戦、39節の京都戦とプレーオフ進出を争うライバルとの2連戦は、言うまでもなく重要だ。ここでひとつも勝てないと、厳しい状況に追い込まれる。
楽観材料があるとすれば、京都に対する相性のよさ。12年7月の対戦から負けなしだ。しかもホームゲームだけに――今季の京都はアウェーに強いのが気になるところだが――、負のスパイラルから抜け出し、さらに勢いをつけるような快勝を収めて一気にラストスパートをかけたい。
文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)
成績(37節終了時):7位/勝点54/13勝15分9敗/44得点・43失点
残り5節の対戦
38節 10/26(日) 対大分(A)16:00 前回対戦△1-1
39節 11/1(土) 対京都(H)13:00 前回対戦△1-1
40節 11/9(日) 対横浜FC(A)13:00 前回対戦△0-0
41節 11/15(土) 対熊本(H)14:00 前回対戦△0-0
42節 11/23(日) 対富山(A)14:00 前回対戦△0-0
ポイント1)チームの現状は?
現在、2連敗を含む6戦未勝利と、ここにきて大ブレーキがかかっている。18戦無敗を記録したシーズン中盤と比べると、走力やスピードなどフィジカル面でのパワーダウンが否めず、プレーオフ進出を巡る争いのプレッシャーにも屈している印象だ。
37節の山形戦では今季ワーストの4失点。29節の讃岐戦から連続失点中と守備の踏ん張りが効かなくなっているのは気掛かりだ。
一方の攻撃面は、27節の北九州戦から連続得点中と一定の成果を出してはいるが、不安定な守備をカバーするほどの迫力は、残念ながらない。
ポイント2)昇格へのシナリオは?
山形との直接対決を落とした37節の敗北で、6位から7位へと後退。プレーオフ圏内から脱落してしまった。もっとも、6位山形とは勝点1差と大きな開きはなく、プレーオフは現実的な目標。下を向く必要はまったくない。
1か月以上も勝利に見放されているだけに、形はどうであれ勝って自信を取り戻すことが先決。勝点の皮算用は、それからの話だ。とにかく目の前の試合に集中し、確実に勝点を積み上げていくしかない。
ポイント3)終盤戦のキープレーヤーは?
荒田智之
9月に怪我から復帰して、ここまで途中出場から2得点をマーク。決定力には定評があり、もちろんスタメンでも十分な貢献が見込めるが、スーパーサブとしても期待できる男だ。求めたいのは、膠着状態で、あるいは劣勢の時間帯にピッチに立ち、勝利を手繰り寄せる決定的な働きだ。
ポイント4)累積警告や負傷者などの懸念材料は?
攻守の軸である上田、3バックで攻守に奮闘する田所がイエロー3枚のリーチ状態で、どちらを欠いても戦力ダウンは避けられない。押谷が2試合連続で警告を受けているのも気になるところだ。
一方、これまで攻撃陣をリードしてきた石原や片山が怪我の影響で万全のコンディションとは言えず、今後、ベストメンバーが組めない状況を覚悟しなければならないだろう。
ポイント5)残り5試合で鍵を握りそうな対戦相手は?
38節・大分(A)、39節・京都(H)
38節の大分戦、39節の京都戦とプレーオフ進出を争うライバルとの2連戦は、言うまでもなく重要だ。ここでひとつも勝てないと、厳しい状況に追い込まれる。
楽観材料があるとすれば、京都に対する相性のよさ。12年7月の対戦から負けなしだ。しかもホームゲームだけに――今季の京都はアウェーに強いのが気になるところだが――、負のスパイラルから抜け出し、さらに勢いをつけるような快勝を収めて一気にラストスパートをかけたい。
文:広島由寛(週刊サッカーダイジェスト)