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中島翔哉、カタールで初のタイトル獲得。アル・ドゥハイルはシャビを擁するアル・サッドを破り、国内杯優勝!

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年05月17日

複数の退場者を出し、最終的には10対8の戦いに

アリの退場でひとり少ない状態が続いたアル・ドゥハイル。中島は前半のみのプレーとなった。 (C) Getty Images

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 現地時間5月16日、2022年のカタールワールドカップで使用されるサウジ・ビン・アブドラマンスタジアムのこけら落としとして、カタール国内カップの決勝が行なわれた。

 試合前に壮大なセレモニーが行なわれ、大勢の観客がこの一戦を見守った。中島翔哉を擁するアル・ドゥハイルはアル・サッドに4-1で勝利した。

  準決勝でアル・サイリヤを3-0で下し、チームとして勢いを増していたアル・ドゥハイルで中島は3トップの一角で先発する。

 先制点は、今季限りで現役引退を発表しているシャビが主将を務めるアル・サッドが奪った。守備陣がバタバタと対応しきれないなか、アクラム・アフィフに決められてしまう。

 勢いに乗ったアル・サッドのペースで試合が進んだ15分、アルモエズ・アリのアシストでアリ・ハサンがDFの裏へ抜け出して落ち着いてシュート。これがDFに当たって軌道が変わったもののネットに突き刺さり、試合を振り出しに戻した。

 五分五分の展開が続いた26分、アルモエズ・アリに2枚目のイエローカードが提示され、アル・ドゥハイルはひとり少ない状況に追い込まれる。

 中島も守備に追われる展開が続き、後半開始時にユセフ・エル・アラビと交代してピッチを去る。

 そんななか、55分に今度はエジミウソン・ジュニオールがエリア内で倒されたプレーで、アル・サッドのタリク・サルマンが一発退場。10対10での戦いとなる。

 58分、そのジュニオールがチームの2点目となるゴールを左足で蹴り込み、2-1とリードを奪う。さらに62分にはジュニオールのクロスにエル・アラビが体ごと突っ込み、3点目を奪うことに成功する。

 勢いに乗ったアル・ドゥハイルに対し、アル・サッドは後手に回る。81分にはダメ押しの4点目をジュニオールが決めて試合を決定づけた。

 試合終了前に両チームの選手がエキサイト。アル・サッドの選手がさらにふたり退場するというアクシデントが起きたが、結果、試合は4-1でアル・ドゥハイルが大勝し、国内杯優勝を決めた。

 昨冬に同クラブに加入した中島、そして指揮官のルイ・ファリアにとって、カタールで初のタイトル獲得となった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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