「日本を見渡してもあの能力を持っている選手はほぼいない」(中村)
上り調子の川崎フロンターレにとって、今節は負けられない一戦になる。
4月28日、川崎は今季初の3連勝を掛け、J1リーグ9節でアンドレス・イニエスタらを擁する神戸と対戦する。敵地で行なわれる一戦を前に、「DAZNプレビューショー」で中村憲剛と大島僚太が今季のチームを振り返りつつ、現状について思いの丈を述べた。
今季、川崎は開幕4試合で3分1敗。前年度チャンピオンが開幕から4戦未勝利となったのは、1996年度の横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)以来の出来事だ。J1を2年連続で制している絶対王者はスタートダッシュに失敗し、チーム状況を不安視する声も少なからず聞こえてきた。
「特に序盤の5試合はかなり対策もそうですし、気持ちでも強く来られた。メディアの皆様もそう捉える。自分たちが勝って行けば、2連覇していることがポジティブに捉えてもらえるのでやっぱり勝ってナンボだなと思う」(中村)
ただ、5節で今季初勝利を挙げると、6節の引き分けを挟んで7節から今季初の連勝を達成。徐々に状態が上向き、本来あるべき姿に戻りつつある。
4月28日、川崎は今季初の3連勝を掛け、J1リーグ9節でアンドレス・イニエスタらを擁する神戸と対戦する。敵地で行なわれる一戦を前に、「DAZNプレビューショー」で中村憲剛と大島僚太が今季のチームを振り返りつつ、現状について思いの丈を述べた。
今季、川崎は開幕4試合で3分1敗。前年度チャンピオンが開幕から4戦未勝利となったのは、1996年度の横浜マリノス(現・横浜F・マリノス)以来の出来事だ。J1を2年連続で制している絶対王者はスタートダッシュに失敗し、チーム状況を不安視する声も少なからず聞こえてきた。
「特に序盤の5試合はかなり対策もそうですし、気持ちでも強く来られた。メディアの皆様もそう捉える。自分たちが勝って行けば、2連覇していることがポジティブに捉えてもらえるのでやっぱり勝ってナンボだなと思う」(中村)
ただ、5節で今季初勝利を挙げると、6節の引き分けを挟んで7節から今季初の連勝を達成。徐々に状態が上向き、本来あるべき姿に戻りつつある。
「フロンターレというのは新加入選手がそう簡単にフィットできないところが特徴のひととつにある。ここでパスを出すんだとか、ここで動くんだとか、そういうのを理解してもらわないと(試合に)入ってこれない。その難しさは僕自身もそうですけど、感じましたね。全員が戦力にならないといけないと思っていますし、いろんな選手がかなり出ている。一定の結果を残せているところもありますし、今後に確実に生きると僕は思っていますね」(中村)
“川崎のバンディエラ“が話すようにレアンドロ・ダミアンなどの新戦力もチームのスタイルに馴染みつつある。そして、何より大きいのが戦列に戻ってきた大島の存在だ。
3節の横浜戦でウォーミングアップ中に負傷。その影響で離脱していたが、7節の鳥栖戦から先発に復帰してチームも2連勝を飾った。「僕自身はボールを大事にするところが特徴だと思うので、僕が入ってそこが失われていたら、出ている意味がないと思っている。なので、上手くいっているのかなと思います」と、大島も自身の出来に一定の評価を下している。
中村も「うちには欠かせない」と改めて存在の大きさを認め、「日本を見渡してもあの能力を持っている選手はほぼいない。相手の狙いをすかすことがものすごく得意。(8節の)湘南戦でもいっぱいありましたけど、相手が守ろうとしていないところに一度ボールを入れることで本来攻めたいところのコースを作るのが上手い選手」と賛辞を惜しまない。
大島の復帰とともに上昇気流に乗り始めた川崎。敵地で勝点3を掴めば、さらに勢いに乗って来るはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部