ユナイテッドが踏ん張りを見せた前半から一転した後半。転機となったのは?
現地時間4月24日に開催されたプレミアリーグ第31節延期分で、2位マンチェスター・シティと6位マンチェスター・ユナイテッドが対戦した。
消化数が1試合多い首位リバプールを勝点2差で追うシティと勝てば4位チェルシーと勝点で並び、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場に前進するユナイテッド。互いに3ポイントがマストというなかで迎えた通算178回目となる「マンチェスター・ダービー」の序盤は、両軍が睨み合うなかで展開した。
4日前にトッテナムを撃破してCL敗退のショックを拭い去った感のあるシティは、普段通りにショートパスを繋いで、ポゼッションを高め、攻撃的に仕掛けていく。それに対して、21日のエバートン戦で大敗(0-4)を喫したユナイテッドも、ボールを持たれることを想定した5バックシステム(5-3-2)を用いて応戦した。
互いの意図が明確に表れたなかで、30分を過ぎてからシティが少しずつアタッキングサードまでボールを持ちこむようになっていったものの、ユナイテッドの連続性のあるタフな守りで決定機を阻止。まさに一進一退の攻防が続いた。
その後も緊張感の漂うなかで進んでスコアレスでハーフタイムを迎えた大一番。その後半はアクシデントとともに始まった。51分にシティの名手フェルナンジーニョがポグバとの接触プレーで負傷交代。それに伴ってウインガーのザネがピッチに送り出され、さらにギュンドアンがアンカーへ、ウイングに配置されていたB・シウバが右インサイドハーフに回る。
思わぬアクシデントに見舞われたシティだが、この交代とポジションチェンジが転機となって均衡が破れるのだ。
消化数が1試合多い首位リバプールを勝点2差で追うシティと勝てば4位チェルシーと勝点で並び、来シーズンのチャンピオンズ・リーグ出場に前進するユナイテッド。互いに3ポイントがマストというなかで迎えた通算178回目となる「マンチェスター・ダービー」の序盤は、両軍が睨み合うなかで展開した。
4日前にトッテナムを撃破してCL敗退のショックを拭い去った感のあるシティは、普段通りにショートパスを繋いで、ポゼッションを高め、攻撃的に仕掛けていく。それに対して、21日のエバートン戦で大敗(0-4)を喫したユナイテッドも、ボールを持たれることを想定した5バックシステム(5-3-2)を用いて応戦した。
互いの意図が明確に表れたなかで、30分を過ぎてからシティが少しずつアタッキングサードまでボールを持ちこむようになっていったものの、ユナイテッドの連続性のあるタフな守りで決定機を阻止。まさに一進一退の攻防が続いた。
その後も緊張感の漂うなかで進んでスコアレスでハーフタイムを迎えた大一番。その後半はアクシデントとともに始まった。51分にシティの名手フェルナンジーニョがポグバとの接触プレーで負傷交代。それに伴ってウインガーのザネがピッチに送り出され、さらにギュンドアンがアンカーへ、ウイングに配置されていたB・シウバが右インサイドハーフに回る。
思わぬアクシデントに見舞われたシティだが、この交代とポジションチェンジが転機となって均衡が破れるのだ。
まず、試合を動かしたのは、よりゴールに近い位置で攻撃に関与できるようになったB・シウバだ。54分、右サイド寄りの位置から一気に敵エリア内にドリブルで持ち込んで左足一閃。見事にニアサイドを射抜いたのである。
先手を取って勢いに乗ったシティは66分にもゴールをもぎ取る。自陣からのカウンターから左サイドでボールを受けたザネがエリア内まで持ち運んで左足でシュート。この強烈な一撃は名手デ・ヘアの身体に当たってゴールに吸い込まれた。
アクシデントからの交代が的中し、まさに怪我の功名と言えるかたちで、宿敵との差を広げたシティ。一方、後がなくなったユナイテッドは72分にルカク、83分にマルシアルとサンチェスと矢継ぎ早に攻撃的なカードを切っていき、攻勢を強めていったが、焦りからか連動した攻撃は生み出せず、相手の守備網を突き破れなかった。
2点差の余裕も生まれたこともあり、試合終盤のユナイテッドの攻撃を危なげなくかわしたシティは、そのまま逃げ切りに成功。見事に2-0でシャットアウト勝ちを収めて、勝点を89に上積みし、リバプール(勝点88)を抜き去って首位に浮上した。
一方、敗れたユナイテッドはエバートン戦からの改善は見られたものの、結果に結びつけられずに6位に停滞。次節に対戦する4位チェルシーとの一戦は、相当なプレッシャーのなかで挑むことになりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
先手を取って勢いに乗ったシティは66分にもゴールをもぎ取る。自陣からのカウンターから左サイドでボールを受けたザネがエリア内まで持ち運んで左足でシュート。この強烈な一撃は名手デ・ヘアの身体に当たってゴールに吸い込まれた。
アクシデントからの交代が的中し、まさに怪我の功名と言えるかたちで、宿敵との差を広げたシティ。一方、後がなくなったユナイテッドは72分にルカク、83分にマルシアルとサンチェスと矢継ぎ早に攻撃的なカードを切っていき、攻勢を強めていったが、焦りからか連動した攻撃は生み出せず、相手の守備網を突き破れなかった。
2点差の余裕も生まれたこともあり、試合終盤のユナイテッドの攻撃を危なげなくかわしたシティは、そのまま逃げ切りに成功。見事に2-0でシャットアウト勝ちを収めて、勝点を89に上積みし、リバプール(勝点88)を抜き去って首位に浮上した。
一方、敗れたユナイテッドはエバートン戦からの改善は見られたものの、結果に結びつけられずに6位に停滞。次節に対戦する4位チェルシーとの一戦は、相当なプレッシャーのなかで挑むことになりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部