ミランとインテルの新スタジアム共同建設計画が明らかに!6万人収容、23年オープン、ネーミングライツ採用、サン・シーロは解体か

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年03月28日

ハードルは市の承認が得られるか

1926年にオープンしたジュゼッペ・メアッツァ。数々の名勝負の舞台となった名スタジアムも老朽化が進んでいる。(C)Getty Images

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 イタリアの“絶対王者”ユベントスは、今シーズンも国内で圧倒的な強さを誇っている。28節を消化した時点で2位ナポリとの勝点差は15ポイント。セリエAの8連覇は、ほぼ確実だ。

 ユーベの7連覇が始まったのは、2011-12シーズン。イタリアで初めてとなる自前のスタジアムがオープンしたシーズンだ。このスタジアムの存在こそ、ユーベが他クラブとの差を広げていった大きな要因のひとつとみられている。

 以降、イタリアでも複数のクラブがスタジアムを新装しているが、ミランやインテル、ローマ、ナポリといったユーベの対抗馬となるクラブは、その武器を手にすることができていない。

 ミランとインテルが本拠地とするジュゼッペ・メアッツァ(通称サン・シーロ)は、1926年にオープンし、93年の歴史を持つ伝統あるスタジアムだ。「カルチョのスカラ座」として親しまれ、チャンピオンズ・リーグ決勝の舞台になるなど、ヨーロッパを代表するスタジアムのひとつと言える。

 だが、そのジュゼッペ・メアッツァが、ついにその歴史を終えることになるかもしれない。イタリア紙『Gazzetta dello Sport』によると、ミランとインテルは現スタジアムに隣接する駐車場などのスペースに、新たなスタジアムをつくる方針を固めたようだ。

 報道によれば、新スタジアムの収容人数は6万人と現在の7万8000人から2割減となる見込み。建設費は6億ユーロ(約780億円)とみられ、ミランとインテルが折半する。約1年半の行政手続きと30か月の建設期間が必要とみられ、オープンは早くて2023-24シーズンになるようだ。

 また、ネーミングライツを採用し、ジュゼッペ・メアッツァ(サン・シーロ)という名前は残らない可能性が高い、と報じている。
 
 同紙は、ミランとインテルが個別でなく共同で新スタジアムを建設する理由について、建設費を半減できるうえ、試合以外のイベント収入はそれほど見込めないため、試合をできるだけ多く開催したほうがプラスになるから、と分析している。

 計画が認められ、実現に移されれば、現在のスタジアムは取り壊される予定。ただ、歴史のあるスタジアムだけに、サポーターからは存続を願う声も上がり、同紙のアンケートでは、1万5000人を上回るファンのうち、73パーセント強が取り壊しに反対している。

 それでも、インテルとミランは4月中にミラノ市と合意し、計画を発表したい考え。ただ、サン・シーロの所有権を持ち、両クラブに長期リース中のミラノ市との調整は一筋縄ではいかないかもしれない。

 ミラノ市のジュゼッペ・サーラ市長は3月27日、「市の所有物として長期リースする形の継続を模索する必要がある。我々がスタジアムの所有権を失いたくないのは当然だ」と、新スタジアムの“オーナー”は、あくまでミラノ市でなければならないと主張した。

 以前から繰り返し話が浮上するミラノの新スタジアム計画だが、その都度立ち消えに終わっている。その間、ユーベとの差は開く一方だ。伝統あるホームスタジアムを取り壊してでも、新スタジアムを建設するというミラノ勢の想いは実現するだろうか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部
 

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