「欧州サッカーにおける最大の詐欺師」
昨年のロシア・ワールドカップではベルギー代表のゴールを守り、同国史上最高の3位入賞に貢献したティポー・クルトワ。大会ベストGKにも選出された守護神のまさかの“凡ミス”が、世界中のフットボールファンの間で話題となっている。
現地時間3月21日に行なわれたEURO2020予選のロシア戦、ベルギーは14分にユーリ・ティーレマンスのゴールで先制するが、その2分後、バックパスを受けたクルトワは背後からアルテム・ジューバのプレッシャーを受けて体勢を崩し、デニス・チェリシェフにボールを“渡して”しまい、そのままゴールを許してしまった。
試合はその後、エデン・アザールが2ゴールを奪ってベルギーが3-1で勝利したものの、クルトワの痛恨のミスについては、多くのフットボールファンも呆れてしまったようだ。
「信じられないミス…」「またやらかしたのか」「クルトワらしいシーンを目撃してしまった」「(ロリス・)カリウスの再来?」「アザールのゴールがなかったら、お前は何もかも失っていたぞ…」
現地時間3月21日に行なわれたEURO2020予選のロシア戦、ベルギーは14分にユーリ・ティーレマンスのゴールで先制するが、その2分後、バックパスを受けたクルトワは背後からアルテム・ジューバのプレッシャーを受けて体勢を崩し、デニス・チェリシェフにボールを“渡して”しまい、そのままゴールを許してしまった。
試合はその後、エデン・アザールが2ゴールを奪ってベルギーが3-1で勝利したものの、クルトワの痛恨のミスについては、多くのフットボールファンも呆れてしまったようだ。
「信じられないミス…」「またやらかしたのか」「クルトワらしいシーンを目撃してしまった」「(ロリス・)カリウスの再来?」「アザールのゴールがなかったら、お前は何もかも失っていたぞ…」
特に古巣チェルシーのファンは辛らつで、「彼の過ちを擁護するのではなく、感謝すべきだ。本当に優秀なGKが誰なのか知らしめてくれた」「マドリーよ、引き取ってくれて感謝する」「クルトワは欧州サッカーにおける最大の詐欺師だ」といったコメントも見受けられた。
昨夏にチェルシーからマドリーへの移籍を果たしたクルトワ。新天地で定位置を確保し、FIFAフットボールアウォーズ2018では最優秀GK賞を獲得するなど、歩みは順調だった。
だが今月11日、マドリーに復帰したジネディーヌ・ジダン監督は、クルトワではなくケイラー・ナバスを先発に指名。クルトワはクラブ側から、「フォームが崩れている」と警告を受けたという報道もあり、一転して定位置確保が危うい状況に陥っている。
こうした状況を受け、この代表でも自らの優秀さをアピールしておきたいクルトワだったが、むしろさらに評価を下げる凡ミスを犯してしまった……。
試合後の記者会見でベルギーのロベルト・マルティネス監督は、「彼は世界で最高のGKだと思っているし、その力は疑うべくもない。クラブでの彼の状況について、私はコメントすべき立場にないよ」とコメントしている。
ベルギーは24日、同じくEURO予選でキプロスと対戦する。指揮官の信頼は揺るがないようだが、今回の一件はクルトワのメンタルにどのような影響を及ぼしているだろうか。