6年前にアーセナル移籍寸前だったスアレスを引き留めた“闘将”の言葉とは?「強引に去ろうとしたけど…」

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年03月16日

スアレスを引き留めた闘将の言葉とは?

ジェラードのパスからスアレスがフィニッシュ――。その形で幾多のスーパーゴールを生んできた名コンビの関係はピッチ外でも深かった。 (C) Getty Images

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 世界屈指のゴールハンターであるウルグアイ代表のルイス・スアレス。彼は2005年のプロデビュー以来、類まれな才能を遺憾なく発揮し、声価を高めてきた。

 06年7月に母国の古豪ナシオナルからオランダのフローニンヘンに渡ったスアレスは、07年8月に欧州でも指折りの名門アヤックスへステップアップ。少しずつ評価を高め、11年1月にフェルナンド・トーレスをチェルシーに放出したばかりで、新たなストライカー探しに奔走していたリバプールへ電撃移籍を果たした。

 プレミア特有のフィジカル的なサッカーをものともせず、その得点力を見せつけたスアレスは、最初の2年半で38ゴールをマーク。瞬く間に世界トップクラスのストライカーへと成長する。

 そして、13年の夏。同じプレミアリーグのアーセナルが獲得に乗り出し、リバプールとの違約金4000万ポンド(約56億円)を上回る4000万1ポンド(約56億140円)というメガオファーを出したことは大きな話題となった。後はスアレス本人さえ同意すれば移籍は成立する状況だったが、周知の通りそうはならなかった。

 この時、どんな心境だったのか――。現地時間3月15日に掲載された、フットボーラーの情報発信をしている独自メディア『OTRO』のインタビューで、スアレスは「アーセナルへ行こうとしていた」と告白している。

「あの時のリバプールは、ヨーロッパリーグの出場権を獲得したけど、プレミアリーグでは7位で、酷いシーズンを過ごした。だから、強引にでもアーセナルに行こうとしていたんだ」
 
 しかし、スアレスは最終的にリバプールへの残留を決意。そのシーズンのプレミアリーグでは33試合で31ゴールを挙げて、リーグ制覇にあと一歩まで迫ったチームを牽引した。

 なぜ、スアレスはレッズに留まる決意をしたのか? それは当時のキャプテンだったスティーブン・ジェラード(現レンジャーズ監督)の一言に心を動かされたからだった。

「半ば強引にチームを去ろうとしていた僕のところへスティーブンがやって来て、『約束する。お前が今シーズンもここに残ってくれるのなら、次の夏にはバイエルンだろうが、バルセロナだろうが、レアル・マドリーだろうが、好きなクラブに行っていい。この夏にアーセナルに行かないのであれば』ってね。僕はすぐに代理人に連絡をして『自分で決心してリバプールに残ることにした』と伝えたよ。

 あの言葉は強烈に響いたし、一瞬で僕を納得させた。スティーブンはリバプールに入団してからいつも世話を焼いてくれて、僕の幸せを願ってくれたり、練習で苦しんでいる時や、落ち込んだ時にサポートしてくれた人だからね。そんな真のキャプテンに与えられた言葉を受けた瞬間に、あの時の僕はかなり助けられた」

 その後、スアレスは14年7月、アーセナルが提示したとされる移籍金のおよそ倍となる8100万ユーロ(約113億3400万円)で、フィアンセも住んでいたバルセロナへの移籍を叶え、現在に至っている。そんな世界屈指の点取り屋のキャリアに影響を与えていたのは、リバプールの旗頭として君臨していた闘将の言葉だった。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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