選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト10.7号（９月23日発売）より
 
【浦和】
［GK］
21　西川周作　6　
シュートが少なく仕事はほとんどなし。決定機１回で１失点は悔やしい。
［DF］
46　森脇良太　6　
平川とのバランスが良く、右サイドから再三にわたりチャンスを演出。
4　那須大亮　7　
ヘッド弾は、柏に計り知れないダメージを与えた。守備も及第点。
5　槙野智章　6　
ボールが落ち着き、２点目の起点に。何度かかわされ不安も残した。
［MF］
14　平川忠亮　6.5　
ピンポイントクロスで先制点をアシスト。主導権争いでも勝った。
22　阿部勇樹　6　
小さなミスもあったが、この日は球際での泥臭い守備で引き締める。
13　鈴木啓太　6　
序盤の攻防の間、際どい縦パスを連発。ボディーブローのように効く。
3　宇賀神友弥　6　
藤田にプレッシャーを与え続け、ほとんどなにもさせなかった。
8　柏木陽介　7　
最近の充実ぶりを物語るような爽快な一撃。先制点の起点にもなる。
20　李忠成　5.5　
36分、39分と二度、フリーのシュートを外したのはいただけない。
［FW］
30　興梠慎三　6.5　
確実に基点になり、裏へ抜け出しPK獲得。GKを退場に追い込む。
［交代出場］
7　梅崎司（MF）　5.5　
ゴール欲しさにやや力みが感じられ、周囲との連動性を欠いていた。
16　青木拓矢（MF）　5.5　
ミドルを狙ったがタイミングが合わず。守備で後手に回る場面も。
6　山田直輝（MF）　‐　
久々の出場ながらボールが足についていない。スルーパスも通らず。
［監督］
ペトロヴィッチ　6.5　
公式戦３連敗中だった相手に、ほとんど何もさせず完勝を飾る。
 
【柏】
［GK］
21　菅野孝憲　3.5　
時間稼ぎとPK献上で退場。スローで観ても、足に腕が入っていた。
［DF］
4　鈴木大輔　5　
シュートミスに救われたが李に揺さぶられ、何度も基点を作られる。
5　増嶋竜也　5.5　
フィードでカウンターの起点になるという役割はまっとうしたが……。
24　エドゥアルド　5　
耐え切れず二度の警告で退場。守備的布陣に、個性が潰されていた。
［MF］
2　藤田優人　5　
右サイドが逆襲の鍵を握っていたが、次第に塞がれ守備に追われた。
20　茨田陽生　5　
守ってばかりで、彼らしい技術の高さはまったく発揮できなかった。
7　大谷秀和　5　
潰しに行ったところを再三かわされ、ボランチ対決でも負けていた。
13　高山薫　5.5　
ここしかないタイミングで１点奪うも、エネルギーを持て余していた。
18　ドゥドゥ　5　
速攻時の起点にはなったが、脅威を与えるまでには至らなかった。
22　橋本和　5　
スライドしてくる相手に対処しきれず、平川にフリーでクロスを許す。
［FW］
9　工藤壮人　5　
１アシストを記録。縦にアクションを起こしてもフォローを得られず。
［交代出場］
1　 桐畑和繁（GK）　6　
緊急投入となったが、再三のピンチを耐え４点目を許さなかった。
19　木村 裕（FW）　‐　
一発が期待され終盤にピッチに立ったが、シュートまで持ち込めず。
28　栗澤僚一（MF）　‐　
数的不利なチームのバランスを保った。が、逆襲はできなかった。
［監督］
ネルシーニョ　4　
守るだけなら誰が監督でもできる。技巧派の選手を活かせていない。
 
［試合内容］
浦和は21分、素早いリスタートから那須が頭でねじ込み先制。さらに前線３人の息の合った連係から柏木が２点目を突き刺す。一時は１点差にされたが、51分に菅野が興梠を倒し退場に。そのPKを興梠が沈めて、雌雄は決した。