バイエルン、ボルシアMGに4点差勝利で雪辱! ついに首位ドルトムントに勝点で並んだ!!

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年03月03日

開始直後の先制ゴールで主導権を握る

敵地での上位対決で5発大勝! 相手守護神の神懸かり的セーブ連発がなかったら、何点入っていたことか……。復調したバイエルンがドルトムントに並んだ。今シーズンのリーガも結末は例年と同じになるのか、あるいは!? (C) Getty Images

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 3月2日(現地時間)、ブンデスリーガ第24節が行なわれ、バイエルは5-1でボルシアMGを下した。

 今節、首位ドルトムントがアウクスブルクに1-2の敗北を喫したことで、2位バイエルンは3位(前節終了時点)のボルシアMGに勝てば、勝点54で並ぶことに。直近のリーグ3試合では、バイエルンが3連勝、ボルシアMGが1分け2敗と対照的であり、前回対戦(0-3の完敗)の雪辱も期待された。

 そして試合は、開始直後に動く。ミュラーのスルーパスからレバンドフスキが決定的なシュートを放った時、まだ時計の針は30秒を過ぎたばかりだった。これはGKゾマーの好セーブに阻まれるも、直後のCKをハビ・マルティネスが頭で合わせ、バイエルンはあっさりと先制点を奪う。

 敵地で早々にリードしたバイエルンは、相手の守備ラインのあいだにうまく選手が入ってボールを繋ぎ、サイドを再三攻略していく。そして11分には、ハメスのパスを受けたニャブリが左サイドからクロス。これをミュラーがダイレクトで合わせると、ゾマーがブロックするも、こぼれ球を再びミュラーが詰めて、2点目を挙げた。

 点差を広げられたボルシアMGは、ここから攻勢に立って敵陣に攻め込み、再三ゴール前に迫る。T・アザールは左サイドからカットインしてのシュートを幾度も試みるが、これらはDF陣にブロックされた。

 バイエルンは余裕を持って、相手のプレーに合わせて効果的かつ効率の良いプレーを披露。カウンターが冴え渡り、22分にレバンドフスキが、33分にはニャブリが、それぞれ縦パス1本で完全に抜け出して決定機を迎える。しかし、ここではゾマーの神懸かり的な反応により、ことごとくシュートは弾かれてしまった。

 再三のピンチを守護神の好守でしのいだホームチームは、37分、T・アザールが左サイドでボールを運び、ホフマンとのワンツーの後、縦パスを入れると、ペナルティーエリアに走り込んだシュティンドルがGKノイアーと左ポストのあいだを射抜き、追撃のゴールを決める。

 しかし、1点差で迎えた後半、バイエルンは前半同様に開始直後から攻勢に立ち、敵陣でのパスカットからカウンターを仕掛け、ハメスがきわどいシュート。その1分後、ミュラーの縦パスを受けたレバンドフスキが相手選手2人挟まれながらもゾマーの頭上を破る技巧的なシュートを放ち、追加点を奪った。

 再び2点差とされたボルシアMGは、サイドの攻略を試み続け、時折フィニッシュまで持ち込むものの、ゴールマウスを捉えられない。

 すると75分、バイエルンは右からのクロスをレバンドフスキがフリーでヘディングシュート。ゾマーが反応して弾いたところを再度詰めるが、これもブロックされる。しかし、走り込んできたニャブリがはね返りを詰め、今度こそゴールネットを揺らした。

 ダメ押しとも言えるゴールを決めたバイエルンは、残り時間で無理はしないながらも、緩急のある攻撃でパスを繋いで、ホームチームの守備陣に脅威を与え続ける。そして選手交代をまじえながら、巧みに残り時間を過ごしていった。

 ほぼ勝利決定の90分、交代出場のチョン・ウヨンのスルーパスをエリア内で受けたキミッヒがT・アザールに倒されてPK獲得。これをレバンドフスキが決めた直後に、試合終了のホイッスルが鳴り響いた。4点差勝利ということで、前回対戦の雪辱を完璧なかたちで果たしたと言えよう。

 ついにドルトムントに勝点で並んだバイエルン。両チームの差は、わずかな得失点差(2)だけであり、現在のチーム状況を考えると、バイエルンの首位奪取は近いうちに実現するかもしれない。一気に抜き去るか、デッドヒートが始まるか。終盤戦に入るリーガの優勝争いから目が離せなくなってきた。

 なおバイエルンは次節、9日にヴォルフスブルクをホームに迎える。
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