南野拓実、ラスト5分間で執念を見せるも…ザルツブルクは敵地で手痛い逆転負け

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2019年02月15日

逆転直後に出番がやってきた南野

先発入りが叶わずにベンチから戦況を見守った南野。そんなサムライストライカーは85分からピッチに立ち、気持ちのこもったプレーを披露した。 (C) Getty Images

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 現地時間2月14日、ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド・オブ32の第1レグが行なわれ、クラブ・ブルージュとザルツブルクが対戦した。

 初の顔合わせとなる両チームの対戦。注目を集めたザルツブルクの日本代表FW南野拓実はスタメンからは外れ、ベンチから戦況を見守った。

 試合は所々に荒れ具合が目立つピッチ状態を両軍ともに嫌って、アバウトなロングボールを前線へとつける戦術を選択。その影響もあって立ち上がりから中盤でせめぎ合う攻防戦が続いた。

 そのなかで先手を取ったのはアウェイチームだった。17分、自陣からのロングパスに抜け出したユヌゾビッチが相手GKの立ち位置を冷静に見極めてエリア外からループシュートを決めたのだ。

 均衡が破れてからもザルツブルクは気を緩めることなく試合を進行。やや攻勢を強めてきたブルージュの攻撃も危なげなくかわして、1-0とリードして前半を終えた。

 ハーフタイムにディアッタとプランの2枚替えを行なったブルージュは、後半開始早々からサイドを有効活用した攻撃を展開。ザルツブルクを自陣に釘付けにさせると64分に値千金の同点弾を奪う。右CKからデンスウェルが豪快なヘディングシュートを沈めた。
 
 相手の交代によるプラン変更に対応できずに受け身となり失点を喫したザルツブルクだったが、アウェイゴールを挙げていることもあってか、リスクを冒して攻めに出ることはせず、残り時間が15分を切ってからも攻撃的なカードを切ることはしなかった。

 残り時間が少なくなっていくなか、試合は攻めるブルージュと守るザルツブルクという構図がハッキリと表れるようになる。そして81分にホームチームが値千金の逆転弾を奪う。右サイドでボールを持ったデニスのクロスが相手DFに当たってエリア内に流れると、これに反応したウェスレイがヘディングで押し込んだ。

 アウェイゴールを意識するなかで逆転されてしまったザルツブルクは、85分に切り札として南野を投入する。

 時間が少ないなかで2トップの一角に入った南野は、積極的に動いて、チームメイトにボールを激しく要求する。86分にはドリブル突破から相手のエリアに侵入したが、味方との連携が噛み合わずに決定機には繋がらなかった。

 しきりにボールに絡み、結果を求める執念を感じさせるプレーを披露した南野だったが、時間の経過とともに人海戦術で逃げ切りの態勢を固めていったブルージュの堅牢を打ち破るには至らず……。結局、ザルツブルクは1-2でブルージュに逆転負けを喫した。

 なお、注目の第2レグはザルツブルクの本拠地レッドブル・アレーナで2月21日に開催される。
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