イタリアの“老貴婦人”を止めるには…
チャンピオンズ・リーグ(CL)は2月12日から決勝トーナメント1回戦が始まった。クリスチアーノ・ロナウドを獲得し、悲願の欧州制覇をめざすイタリア王者のユベントスは、20日にアトレティコ・マドリーと対戦する。
セリエAで8連覇に向けて快走するユーベに対し、アトレティコはラ・リーガで連敗中。ベティスに続き、レアル・マドリーとのダービーにも敗れ、宿敵に抜かれて3位に転落した。
今シーズンの決勝の地ワンダ・メトロポリターノを本拠地とするアトレティコは、ビッグイヤー奪還に意気込む“老貴婦人”を止められるのか。スペイン紙『Marca』は12日、アトレティコがユベントスを倒すのに必要な10項目を指摘している。
セリエAで8連覇に向けて快走するユーベに対し、アトレティコはラ・リーガで連敗中。ベティスに続き、レアル・マドリーとのダービーにも敗れ、宿敵に抜かれて3位に転落した。
今シーズンの決勝の地ワンダ・メトロポリターノを本拠地とするアトレティコは、ビッグイヤー奪還に意気込む“老貴婦人”を止められるのか。スペイン紙『Marca』は12日、アトレティコがユベントスを倒すのに必要な10項目を指摘している。
まず挙がったのは、《守備力の復活》だ。リーガでは最少失点を誇っているが、2019年に入ってコパ・デル・レイでジローナに、そしてリーガ前節のダービーではマドリーに、それぞれ3ゴールを許している。
同様に、ホームでの《第1レグで失点しないこと》も極めて重要。アウェーゴールが2倍になるCLだけに、攻撃よりも守備を武器とするアトレティコにとって、初戦をクリーンシートで終えることは欠かせない。
また『Marca』紙は、ダービーでは中盤をコントロールできなかったことが敗因のひとつだったと指摘。ユーベ戦では中盤を司る《コケとロドリの活躍》が重要になるとした。さらに攻撃では、《少ないチャンスをモノにする決定力》が求められるとも主張している。
そこで期待されるのが、冬の新戦力《アルバロ・モラタの爆発》だ。『Marca』紙は「効果的に危険を与えるには、アントワーヌ・グリエーズマン頼みの攻撃になってはいけない」と、モラタや中盤の貢献が必要だと訴えた。
一方で、アトレティコにとって最大の脅威がC・ロナウドであるのは言うまでもない。とくにアトレティコは、このポルトガル代表FWにはスペイン時代から痛い目に遭わされている。チーム全体で《CR7を止める》ことがカギを握る。
さらに『Marca』紙は、《攻守におけるセットプレーの重要性》も説いており、加えて、《サウール・ニゲス、ホセ・ヒメネス、トマ・ルマールが本調子を取り戻すこと》も大切だと呼び掛けている。
アトレティコ対ユーベが興味深いのは、ディエゴ・シメオネにマッシミリアーノ・アッレグリと、現代を代表する名将同士の対戦でもあるからだ。短期間にCLで2度の決勝進出を経験している《両指揮官のバトル》には、ラウンド突破の行方を左右するだろう。
そして『Marca』紙が最後に挙げたのは、《ホームアドバンテージ》。前述のように、ワンダ・メトロポリターノは今大会のファイナルの開催地であり、アトレティコ・サポーターがつくり出す雰囲気はチームにとって最高の後押しとなるに違いない。
その熱気を生かし、アトレティコは初戦で優位に立つことができるだろうか。
同様に、ホームでの《第1レグで失点しないこと》も極めて重要。アウェーゴールが2倍になるCLだけに、攻撃よりも守備を武器とするアトレティコにとって、初戦をクリーンシートで終えることは欠かせない。
また『Marca』紙は、ダービーでは中盤をコントロールできなかったことが敗因のひとつだったと指摘。ユーベ戦では中盤を司る《コケとロドリの活躍》が重要になるとした。さらに攻撃では、《少ないチャンスをモノにする決定力》が求められるとも主張している。
そこで期待されるのが、冬の新戦力《アルバロ・モラタの爆発》だ。『Marca』紙は「効果的に危険を与えるには、アントワーヌ・グリエーズマン頼みの攻撃になってはいけない」と、モラタや中盤の貢献が必要だと訴えた。
一方で、アトレティコにとって最大の脅威がC・ロナウドであるのは言うまでもない。とくにアトレティコは、このポルトガル代表FWにはスペイン時代から痛い目に遭わされている。チーム全体で《CR7を止める》ことがカギを握る。
さらに『Marca』紙は、《攻守におけるセットプレーの重要性》も説いており、加えて、《サウール・ニゲス、ホセ・ヒメネス、トマ・ルマールが本調子を取り戻すこと》も大切だと呼び掛けている。
アトレティコ対ユーベが興味深いのは、ディエゴ・シメオネにマッシミリアーノ・アッレグリと、現代を代表する名将同士の対戦でもあるからだ。短期間にCLで2度の決勝進出を経験している《両指揮官のバトル》には、ラウンド突破の行方を左右するだろう。
そして『Marca』紙が最後に挙げたのは、《ホームアドバンテージ》。前述のように、ワンダ・メトロポリターノは今大会のファイナルの開催地であり、アトレティコ・サポーターがつくり出す雰囲気はチームにとって最高の後押しとなるに違いない。
その熱気を生かし、アトレティコは初戦で優位に立つことができるだろうか。