今冬の移籍市場でベティスからのローン移籍でアラベスに加入した乾貴士が２月11日、初陣となるレバンテ戦に先発出場。２-０の勝利に貢献するパフォーマンスを見せた。

　序盤の９分に挨拶代わりの股抜きパスを通して見せた乾は、その後も随所に持ち前のハイレベルな足技を披露。23分には乾が絡んで左サイドから崩し、CKを奪うと、これがビクトール・ラグアルディアの先制ヘッドにつながる。

　前半を１-０で折り返したアラベスは、その後も乾がチャンスを生み出していく。55分にはインターセプトから自ら持ち上がって決定機を演出すると、61分にも味方のスルーパスに抜け出してGKとの１対１を迎える。これは惜しくも相手GKの好守に阻まれたが、乾は終始チームに良いリズムを与える存在となった。

　試合は終盤にも１点を追加したアラベスが２-０で勝利。乾は88分まで出場し、勝利に大きく貢献した。

　試合後、乾は自身のSNSを更新し、「勝ったー！！ 疲れたー！！ 外しまくったー。 でも、とりあえずチームが勝てたのが良かったー また頑張ろう！！ 応援よろしくお願いします」と充実感たっぷりのツイートを投稿。自身のゴールはお預けとなり、課題を残す形にはなったが、まずは新天地での勝利を喜んだ。

　乾のこのつぶやきには、ファンも早速反応を示し、「素晴らしいドリブルでしたー」「股抜きパスお見事！」「外しまくってるけど、息が合ってて楽しそうだった！」などと、この日冴え渡った足もとのテクニックやコンビネーションプレーに称賛の声が上がっていた。また「次は古巣ですね！」「次のベティス戦　めちゃくちゃ楽しみです」と次節の古巣・ベティスとの一戦を待ち遠しく思うファンの声もあった。

　アラベスで上々のデビューを果たした乾。さらなる活躍を期待したいところだ。