歴代最高の選手はだれなのか――。どのスポーツにおいても、この議論が尽きることはない。それは、トップアスリートの間でも同じで、自分たちが専門とする競技でもそうなのだから、それ以外となればなおさらだろう。

　プロのバスケットボール選手で、NBAのフィラデルフィア76ersに所属するジミー・バトラーは、パリ・サンジェルマンのブラジル代表FWネイマールこそがGOAT（Greatest of All Time）、つまりは歴代最高だと考えている。

　バトラーは『Yahoo Sports』のインタビューで、「世界最高のサッカー選手に感謝しよう…ネイマールに」とコメント。「彼がGOATだ」と、親交のあるネイマールに賛辞を寄せた。
 

　ネイマールが超一流であることに議論の余地はない。だが、「歴代最高」となれば異論が出るのも想像に難くない。例えば、日本人NBAプレーヤーの渡邊雄太が所属するメンフィス・グリズリーズのスター選手、マルク・ガソルもそのひとりだ。

　スペイン紙『Marca』によると、ガソルはバトラーの発言を報じた『Bleacher Report』の公式インスタグラムで、「まずレオ・メッシ…それ以外の選手はそれからだ」とコメント。バルセロナのリオネル・メッシこそが歴代最高と“反論”した。

　ちなみに、ガソルはスペインのカタルーニャ出身で、バルセロナのバスケットボールチームでプロデビューを果たしている。“クラブメート”のメッシを推すのは当然かもしれない。

　そのほかのNBA選手たちの意見も気になるところだが、逆に、メッシやネイマールらが「歴代最高のバスケットボール選手」にだれの名前を挙げるのかも興味深いところ。

　バスケットボール界では、マイケル・ジョーダンが“神様”と呼ばれる。だが、現在のNBAを代表するロサンゼルス・レイカーズのレブロン・ジェームズも、つねにジョーダンと比較される選手だ。

　いずれにしても、名前が挙がった選手たちが歴史に名を残す存在であることは間違いない。