アジアカップの準決勝、日本代表対イラン代表は１月28日、UAEのハッザ・ビン・ザイードスタジアムにおいて18時（日本時間23時）のキックオフで行なわれている。

　日本は準々決勝のベトナム戦から、FW北川航也に代えてFW大迫勇也を先発起用。大迫は初戦のトルクメニスタン戦以来のスタメン復帰となった。一方、イランはエースのFWアズモンのほか、MFアミリ、エブラヒミなど主軸が順当にスタメンに名を連ねた。

　試合は序盤から互いに譲らぬ白熱の攻防が展開された。日本は前線の大迫や南野にボールを集め、両サイドの堂安、原口も絡んでイランゴールに迫る。12分には大迫のスルーパスに抜け出した長友佑都がグラウンダーの鋭いクロスを供給。しかし、これは惜しくも南野には合わず。

　18分には前線の連係プレーから、最後は堂安が左足のシュートを放つが、わずかにゴール右へ外れた。逆にイランは21分、GK権田修一のパスミスからの日本のパス回しの乱れを見逃さず、ペナルティエリア内でボールを拾ったアズムンが決定的なシュート。しかし、ここは権田が左足に当ててセーブ。ミスを帳消しにする好守を見せた。

　その後も日本は大迫のポストプレーから活路を見出し、サイドを起点に攻め込むが、イランの粘り強い守備に決定機を迎えるには至らない。一方のイランもカウンターからアズムンに合わせようとするものの、冨安健洋、吉田麻也が中央をしっかりと封鎖。イランに隙を与えない。

　結局、前半は０-０で終了した。

【日本代表PHOTO】準決勝で強敵イランに挑む森保ジャパン。相手の猛攻をしっかりと抑えスコアレスで後半へ