鈴木大輔から受け取ったメッセージの意味は「自信を持ってプレーすること」
4年前に凱歌を響かせた星稜が12月31日の1回戦で関西学院と対戦。エース岩岸宗志(3年)が2得点を奪う活躍で2-0の快勝を収め、幸先の良いスタートを切った。
この日の星稜は試合の入りから落ち着いていた。誰ひとり慌てず、選手権特有の雰囲気にも飲まれない。すると、前半6分に岩岸がこぼれ球に詰めてネットを揺らし、後半16分にも有馬大勢(3年)の左CKにドンピシャのタイミングで合わせて2点目を奪取。主将の活躍がさらにチームを楽にした。「キャプテンが決めたのはチームにとって大きかった」と百戦錬磨の河﨑護監督が称賛するほどで、メンタル面に大きな余裕をもたらす2発だった。
とはいえ、選手権の初戦だ。一歩間違えば、逆の展開になっていた可能性はある。そうした難しさを抱えた一戦で、なぜチームは冷静に戦えたのか。
その理由のひとつに、OBからのアドバイスがあった。来季から浦和でプレーする鈴木大輔の言葉だ。自身は11年前に冬の檜舞台を経験するも初戦敗退。勝ち上がる難しさは誰よりも理解している。そんな鈴木が母校の応援に駆け付け、試合前に選手たちへメッセージを贈ったという。
「堂々とプレーしよう」
チームに落ち着きをもたらした言葉の効果を、河﨑監督はこう説明する。
「それは高校時代から心掛けていたと言ってくれたんだよね。その言葉の意味はおどおどしたプレーは周りに伝染する。なので、自信を持って立ち振る舞えば、周りにいい意味で伝染して、『もっとやれよ』とも言えるようになる。自信なくサッカーをやるのは良くない。今日はそのままうまくいってくれたね」
選手権は普段とまるで違う雰囲気だ。大勢の観衆に見守られてプレーし、高校最後の試合になるかもしれないというプレッシャーもある。逆にそうした雰囲気がテンションを過剰に上げ、空回りに繋がる場合も多い。同様の経験をしている先輩の言葉は、選手たちの気持ちを落ち着かせるうえで、大きな意味があったというわけだ。
【選手権PHOTO】星稜 2-0 関西学院|星稜、主将岩岸が2ゴール!50年ぶり出場の関西学院は初戦敗退
この日の星稜は試合の入りから落ち着いていた。誰ひとり慌てず、選手権特有の雰囲気にも飲まれない。すると、前半6分に岩岸がこぼれ球に詰めてネットを揺らし、後半16分にも有馬大勢(3年)の左CKにドンピシャのタイミングで合わせて2点目を奪取。主将の活躍がさらにチームを楽にした。「キャプテンが決めたのはチームにとって大きかった」と百戦錬磨の河﨑護監督が称賛するほどで、メンタル面に大きな余裕をもたらす2発だった。
とはいえ、選手権の初戦だ。一歩間違えば、逆の展開になっていた可能性はある。そうした難しさを抱えた一戦で、なぜチームは冷静に戦えたのか。
その理由のひとつに、OBからのアドバイスがあった。来季から浦和でプレーする鈴木大輔の言葉だ。自身は11年前に冬の檜舞台を経験するも初戦敗退。勝ち上がる難しさは誰よりも理解している。そんな鈴木が母校の応援に駆け付け、試合前に選手たちへメッセージを贈ったという。
「堂々とプレーしよう」
チームに落ち着きをもたらした言葉の効果を、河﨑監督はこう説明する。
「それは高校時代から心掛けていたと言ってくれたんだよね。その言葉の意味はおどおどしたプレーは周りに伝染する。なので、自信を持って立ち振る舞えば、周りにいい意味で伝染して、『もっとやれよ』とも言えるようになる。自信なくサッカーをやるのは良くない。今日はそのままうまくいってくれたね」
選手権は普段とまるで違う雰囲気だ。大勢の観衆に見守られてプレーし、高校最後の試合になるかもしれないというプレッシャーもある。逆にそうした雰囲気がテンションを過剰に上げ、空回りに繋がる場合も多い。同様の経験をしている先輩の言葉は、選手たちの気持ちを落ち着かせるうえで、大きな意味があったというわけだ。
【選手権PHOTO】星稜 2-0 関西学院|星稜、主将岩岸が2ゴール!50年ぶり出場の関西学院は初戦敗退