“悪童”ナインゴランが謹慎処分! 重要戦力だが、インテルは今冬の売却も…

カテゴリ:メガクラブ

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2018年12月24日

ピッチに出れば極めて頼りになるが…。

インテルから謹慎処分を食らったナインゴラン。(C)Getty Images

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 セリエA屈指の“悪童”が、またも問題行動を起こしてしまった。インテルは現地時間12月23日、「懲戒処分としてラジャ・ナインゴランの一時的なサッカー活動禁止を決定した」と発表したのだ。
 
 インテルは謹慎の理由を明らかにしていないが、『ガゼッタ・デッロ・スポルト』紙などイタリア・メディアによれば、理由は度重なる遅刻。23日のトレーニングにも間に合わず、ついに処分が下されたという。
 
 今夏に3800万ユーロ(約50億円)でインテルに引き抜かれたナインゴランは、ローマ時代から自由奔放な言動で知られ、喫煙、飲酒、夜遊び、ド派手なタトゥー、遅刻などで物議を醸してきた悪童だ。獲得を強く望んだルチャーノ・スパレッティ監督はローマでも指導しており、その性格も熟知していたはずだが、インテルでも負傷離脱中の夜遊び、カジノでの大損が報じられるなどやや問題行動が続き、ついに堪忍袋の緒が切れたか。
 
 とはいえ、怪我が多くベストコンディションではなかったが、ここまでピッチに出れば強度の高いプレスと柔軟な仕掛けでトップ下として攻守に貢献。CLを含めたここまでの公式戦で、ナインゴランが先発した12試合は9勝1分け2敗、欠場した9試合は2勝3分け4敗。インテルにとって依存度の高さは明らかだ。この元ベルギー代表MFがいるといないとでは、まるで別のチームになってしまうと言ってもいい。
 
 イタリア・メディアによれば、まず年内の2試合(26日のナポリ戦、29日のエンポリ戦)は欠場が濃厚。さらに『フットボール・イタリア』は、今回の一件はユベントスから転身してきたジュゼッペ・マロッタ新CEOがユーベ式の厳しい規律をインテルに持ち込んだ証拠だとし、「これはナインゴランへの警告であり、改善しなければ市場に出される」と来年1月の売却もありえると伝えている。
 
 ピッチ上では極めて頼りになる戦力だが、ピッチ外では奔放すぎてチームに亀裂を入れかねないナインゴラン。インテルはこの難題をどう解決するのだろうか。
 
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