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堂安のドリブル突破も好機に繋がらず…フローニンヘン、ひとり少ない相手に主導権を握られてドロー

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月23日

シッタルトはクロスバーをヒットするシュートも!

年内最終戦は孤立した状況で苦しんだ堂安。しばらくチームを留守にすることとなる。写真は13節フェイエノールト戦。 (C) Getty Images

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 12月22日(現地時間)、オランダ・エールディビジの第17節が行なわれ、フローニンヘンとフォルトゥナ・シッタルトの一戦はスコアレスドローに終わった。
 
 前節、エメンとの下位対決でショッキングな逆転負けを喫した16位フローニンヘンが、敵地で強豪フェイエノールトを2-0で完封したシッタルトをホームに迎えた一戦。堂安律は開幕からの連続先発出場を今節も維持し、定位置となった2列目右サイドに入った。
 
 試合は5分、フローニンヘンのマヒがペナルティーエリア内でマーカーをかわしてファーストシュート。アウェーチームは18分にも、ハンドベルカーが鋭いミドルをGKコセレフに浴びせる。
 
 しかし25分、左サイドのFKがクリアされたところをヒュッテンがダイレクトで強烈なシュートを放つと、シッタルトはペースを掴み、29分にニナイ、32分にダンメルス、そして34分にスメーツがフィニッシュまで持ち込んでいく。
 
 ホームチーム攻勢のなか、ボールを前線に運べなくなったフローニンヘン。38分、なかなかボールに触れなかった堂安は、マヒがエリア前でキープし、右に流したところで寄って行って初のシュートを放つが、DFにブロックされる。42分には、カウンターで敵陣をドリブルで突き進むも、パスの出しどころがなく、すぐに2人に囲まれて奪われた。
 
 しかし45分、フローニンヘンに大きなアドバンテージが与えられる。VARにより、メミシェビッチに悪質なファウルを仕掛けたと判断されたスメーツが一発退場となり、ホームチームが数的不利を負ったのだ。
 
 ただ、その直後に決定機を迎えたのはシッタルト。FKからのこぼれ球をダンメルスがフリーでシュートしたが、これはゴールマウスを捉えられない。後半に入っても、ホームチームは先にチャンスを作り、48分、ストッケルスが持ち込んで、ビーメルスに決定的なラストパスを送るが、エリア左からのシュートもまた、枠を外れた。
 
 ピンチを免れたフローニンヘンは49分、マヒがエリア深くに侵入して左足を振り抜いたのを皮切りに、数的優位を活かしてたびたび相手ゴールに迫る。堂安はドリブルを仕掛けて数人の相手をかわし、マヒらは積極的にシュートを放っていく。
 
 しかし、ゴール前では気が急くのか、雑で無理なプレーが多い。逆に68分には逆襲を受け、ダンメルスにクロスバーをヒットするシュートを浴び、その直後には、後でオフサイドと判定されたものの、ノバコビッチに完全に抜け出されてゴールを割られ、冷や汗をかく。
 
 ひとり少ないと感じさせないホームチーム相手に、フローニンヘンはサイドを攻略できても、そこからは効果的なプレーを封じられ続ける。堂安の切れ味鋭いドリブルも、多くの人数を割いた守備網を突破することはできない。彼は83分に右からのクロスに対し、ジャンピングボレーで合わせたが、ボールはクロスバーを越えた。
 
 シッタルトは要所を押さえた守りを見せ、ボールを奪うと相手守備陣が空けたスペースを使って速い攻めを仕掛け、再三エリア内に侵入して惜しい場面を作る。敵陣でプレッシャーをかけてボールを奪い、フィニッシュまで持ち込むなど、完全に主導権を握っていた。
 
 4分間のアディショナルタイムでも、試合が動くことはなく、両チームは勝点1を分け合って2018年を締めた。
 
 シッタルトは多くのチャンスを逸したものの、10人となってからの積極的かつ効果的なプレーにはある程度の満足感を得られたことだろう。一方、フローニンヘンは順位をひとつ上げたとはいえ、アドバンテージを活かせず……前節で良い流れは途切れてしまったのか。
 
 奮闘したものの、決定的なプレーには繋げられなかった堂安。この後、彼はすぐに日本代表に合流し、来月から始まるアジアカップに出場する。
 
 ウィンターブレイクに入るエールディビジの再開は1月第3週。フローニンヘンは次節、1月19日にヘラクレスをホームに迎える。
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