鹿島、再三の決定機を活かせず3位を逃す… リーベルに0-4の敗北を喫す

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月23日

決定的なシーンを作るも及ばず

コロンビア代表のキンテーロとマッチアップする安部。(C) Getty Images

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 クラブワールドカップの3位決定戦、鹿島アントラーズ対リーベル・プレートの一戦は12月22日、UAEのザイード・スポーツシティ・スタジアムで日本時間の22時30分のキックオフで行なわれ、鹿島は0対4で敗れた。

 試合は7分、鹿島にアクシデント。最終ラインの裏に抜け出したボレと飛び出したクォン・スンテが交錯。ここまで好セーブを連発していたクォン・スンテは右足を負傷してしまう。いったんはプレーを続行したものの、22分にはベンチに向かって自ら×印を出し、曽ケ端準との交代でピッチを退くこととなった。

 すると、この交代直後のCKで鹿島はリーベルに先制を許してしまう。右CKからブルーノ・スクリーニに頭で押し込まれ、ゴールネットを揺らされた。リーベルが1点をリードする。

 鹿島はその後、リーベルの決定機を曽ケ端のビッグセーブで凌ぎ、食らいついていく。すると前半終了間際、鹿島は左サイドからドリブルで切れ込んだ安部裕葵がDFをかわして、決定的なシュート。これは相手の身体を張ったブロックに止められ、こぼれ球に反応した安西幸輝のシュートもクロスバーを直撃してゴールには至らなかった。

 前半は1対0で終了のホイッスル。鹿島は1点ビハインドで折り返した。

 後半はリーベルが押し気味の展開となるが、鹿島はチョン・スンヒョン、犬飼智也らの身体を張ったディフェンスや曽ヶ端の好守でゴールを許さない。60分には最終ラインの間でボールを受けたボレが振り向きざまのシュートでネットを揺らすが、これはオフサイドの判定でノーゴールに。

 一方、鹿島は63分、セルジーニョからのスルーパスに抜け出した土居聖真がDF一人をかわしてシュートを放つが、相手GKのビッグセーブに遭い、ゴールを奪えない。

 流れが鹿島に行きかけた時間帯、リーベルはいよいよ10番を背負うアルゼンチン代表のゴンサロ・マルティネスを69分に投入。すると、落ち着きを取り戻したリーベルは右サイドから崩し、アルバレスのラストパスに反応したマルティネスが左足で叩き込み、追加点を奪う。リーベルが2対0とリードを広げた。

 2点差を付けられた鹿島は76分、内田篤人に代えて小笠原満男を投入。小笠原は今大会初の起用となった。鹿島は終盤、リーベルゴールに襲い掛かり、土居が果敢に狙うが、枠を捉え切れない。84分のシュートはクロスバーに嫌われた。

 さらに87分に放った永木亮太の直接FKもクロスバーを直撃。決め切れない鹿島は逆に88分、相手にPKを献上し、これをボレに決められ決定的な3点目。さらに終了間際にもゴンサロ・マルティネスに芸術的なループシュートを決められ4点目を許した。

 結局、試合は4対0でタイムアップ。鹿島はリーベルに敗れ、今大会を4位で終えた。

 
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