「クソみたいなもんだよ!」名手ポドルスキが18歳当時の“プロ初ゴール”をいじる

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月14日

15年前の「12月13日」を自虐的に回顧

まさに驚異の18歳! ポドルスキ(当時の写真)はプロ1年目で19試合・10得点という圧巻の数字を叩き出した。(C)Getty Images

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 Jリーグでの2シーズン目を終え、現在は故郷ドイツで英気を養っている元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキ。木曜日に自身のインスタグラムに投稿したのは、初々しい18歳当時のゴールシーンだ。

 時はいまから15年前の2003年12月13日。その1か月前にケルンでプロデビューを果たしたばかりのポルディ青年は、ブンデスリーガのハンザロストック戦に臨んだ。その34分だった。右サイドからの折り返しに強力ヘッダーで応え、鮮やかにプロ初ゴールをマークして見せたのである。言うなれば、「12月13日」は新たな伝説の幕開けとなった記念日というわけだ。

 そのプロ初ゴールがドイツ国内で大きな話題となったのは、若きポルディが試合後のインタビューで発した言葉が痛烈だったから。結局ケルンは彼の先制点を守り切れず、その後に追いつかれて1-1でゲームが終了。「勝ちを逃してしまったから悔しい。だから(ゴールも)クソみたいなもんだよ!」と言い放ち、ちょっとした波紋を呼んだのである。

 
 いまでも歯に衣着せぬ言動で有名なポルディだが、キャリア初のヒーローインタビューですでに大物ぶりを発揮していた。今回のインスタ投稿ではゴール動画に「15年前のブンデスリーガ初ゴール。クソみたいなもんだ!」とのメッセージを添え、同じフレーズを引用。懐かしみながらも、やや自虐的に回顧している。

 自身がゴールを決めたとしても、チームが勝利しなければ意味がない。そんなポルディのプロ意識の高さが当時の言葉からも窺い知れる。プロ1年目の2003-04シーズンに19試合・10得点と驚異的な数字を叩き出したが、ケルンは2部降格の憂き目に遭った。彼はずっとその苦い記憶を忘れていないのだろう。
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