軌道に乗る兆しが見えてきたのに…原口元気、浅野拓磨の代表招集を「ハノーファーは素直に喜べない」と独誌

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年12月14日

日本代表に選出されたことは喜びつつも…

前節のマインツ戦で加入後初の二人そろっての先発。チームに活気を与えたと評価されている。 (C) Getty Images

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 12日、日本代表はアジアカップに挑む23選手を発表。森保一監督が選出したメンバーには、ハノーファーの原口元気、浅野拓磨のふたりも選出された。

 原口は10月、11月の親善試合で森保ジャパンに参加。浅野は9月に招集された後、11月にも選出されたが、負傷のため辞退していた。

 森保監督は浅野の招集について、「ヨーロッパ視察の際、試合には出ていなかったが、メンバー入りしており、コンディションも良さそうだった。相手のDFを突破するスピードというものは、今の日本代表に必要だと思った」と理由を語っている。

 一方、ドイツのサッカー専門誌『kicker』は、「ハノーファーにとっては、憂鬱な出来事になり得る。クラブマネージャーのホルスト・ヘルトは、『選手にとっては、素晴らしいチャンス。だが私たちにとっては、些細な問題では収まりにくいことだ』とコメントした」と、クラブにとっては頭の痛い問題であることを窺わせている。

 ハノーファーは現在、ブンデスリーガで2勝4分け8敗、18チーム中17位と低迷しており、今冬のリーグ休止期間を経た後半戦では、厳しい残留争いを強いられることは間違いないとみられる。

 そんな状況のハノーファーにおいて、原口と浅野は中心的存在になる可能性があると、『Kicker』誌は綴っている。

「先週の日曜日の試合(マインツと1-1でドロー)において、今夏の新加入者たちはともにプレーし、ようやく活躍の芽を見せた。

 ヘルタ・ベルリンから450万ユーロで購入した価値を示してほしいとアンドレ・ブライテンライター監督から要請された原口は、ヘンドリック・ヴァイダントのゴールをアシストした。

 一方、長らく筋肉の負傷で戦線を離れていた浅野は、”ランナー”として良いパフォーマンスを見せた。71分にピッチを退いたが、追加点を生む絶好のチャンスを迎えるなど、今後の活躍が期待できるプレーだった。

 この活躍は、クラブにとって明るい材料である。今週末のバイエルン戦、12月22日の年内ラストマッチとなるデュッセルドルフ戦に挑むチームに、希望と勇気をもたらした」

 しかし彼らは、年内最終戦を終えた4日後には、日本代表に合流する。もしアジアカップで日本が決勝まで進んだ場合、1月19日に再開するリーグ戦の3試合(対ブレーメン、ドルトムント、RBライプツィヒ)には参加できない見込みだ。

『kicker』誌は、「チームが立て直しのために時間を費やすウインターブレークのみならず、リーグ戦で3試合も欠場してから、ふたりは再びチームの定位置争いに加わらなければならない」と指摘している。

 チームとして軌道に乗る兆しが見えたところでの離脱は、クラブにとっても、本人たちにとっても、大きな痛手になる可能性がある。日本代表への選出は喜ばしいとはいえ、ハノーファーの幹部が思わず苦い顔をしてしまうのも、致し方ないところだろう。

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