選手・監督 寸評／採点
※週刊サッカーダイジェスト9.2号（８月19日発売）より
 
［浦和］
［GK］
21 西川周作　6.5　
優勝したら、ロスタイムのビッグセーブは長く語り継がれるだろう。
［DF］
46 森脇良太　6.5　
鋭い縦パスを放ち、先制点につながるFKを獲得。守備も良かった。
17 永田充　6.5　
状況に応じラインを上げてCFに基点を作らせず。高さも有効だった。
5槙野智章　6.5　
攻撃参加で重圧をかけ、守備面でも球際でほとんど負けていなかった。
［MF］
14 平川忠亮　6　
終盤ややリアクションが遅れたが、最後まで持ちこたえて完封に貢献。
13 鈴木啓太　6　
相手ボランチへのプレス、最終ラインへのフォローなど役割を果たす。
22 阿部勇樹　6.5　
先制点といい、守備の局面といい、先を読む感覚が抜群に冴えていた。
3宇賀神友弥　5.5　
サイドの攻防では主導権を握っていたが、速攻時など判断ミスもあった。
8 柏木陽介　6.5　
FKから決勝点をお膳立て。司令塔として、確実にボールが収まった。
7梅崎司　5.5　
対峙した宮原相手に常に主導権を握っただけに、得点に絡みたかった。
［FW］
30 興梠慎三　6　
千葉の「脇」にできたスペースを効果的に突いて、チャンスメイク。
［交代出場］
FW 20 李忠成　6　
カウンターから強烈なミドルを放つ。試合ごとに状態は上向きつつある。
MF 16 青木拓矢　6　
積極的にプレスへ行った際にスペースを空けたが、事なきを得た。
MF 26 関根貴大　–　
トップ下に入り、速攻から何度か敵陣に侵入。惜しい場面を何度か作る。
［監督］
ペトロヴィッチ　6　
那須が出場停止だったが無失点に抑え、前節のショックを振り払った。
 
 
［広島］
［GK］
13増田卓也　5.5　
李のシュートを弾き出して阻んだが、ビルドアップ時にばたついた。
［DF］
37 宮原和也　5.5　
攻撃にはほとんど絡めず、梅崎に対する守備にほぼ時間を費やした。
5 千葉和彦　5.5　
興梠との相性が悪いようで、対戦のたびにことごとく基点を作らせている。
4 水本裕貴　5.5　
崩そうという意欲は感じられたものの、行動に移せていなかった。
［MF］
27清水航平　5.5　
逆襲の機会は何度か訪れたが、前線との呼吸が合わず不発に終わる。
30 柴﨑晃誠　5.5　
後半ロスタイム、この日唯一の決定機を迎えたが、西川に封じられる。
8 森﨑和幸　5　
マークを外し先制点を許す。効果的なクサビのパスも最後の１本だけ。
18 柏好文　5.5　
後半何度か持ち上がり、チャンスになりかけたがクロスが精度を欠く。
7 森﨑浩司　5　
WBと並んで４枚の「壁」を作る。特長をまったく発揮できていない。
10 髙萩洋次郎　5　
森﨑浩と同じ役割。何度かルーズボールを拾ったが好機に結びつかず。
［FW］
9 石原直樹　5　
ボールを持って前を向く機会が皆無に等しい。プレスに奔走し続けた。
［交代出場］
FW 22皆川佑介　5.5　
ロスタイムにポストプレーから決定機を作ったが、他は粗さも目立った。
MF 24 野津田岳人　–　
個性を押し殺してまで、チームの戦術に徹しているように見えた。
MF 14ミキッチ　–　
最後のカードで投入されたが単純なボールコントロールミスが散見。
［監督］
森保一　4.5　
「役割をまっとうした」と強調も、ロスタイム以外に見せ場はなし。
 
［試合内容］
5-4-１のような形で自陣を固める広島に対して浦和がボールを支配し、22分、柏木のFKのこぼれ球を阿部が押し込み先制する。一方の広島は守備を固め続けて、槙野に「もっと前に来いよ」とジェスチャーで挑発までされた。