11月20日、豊田スタジアムでキルギス代表と対戦した日本代表は４-０で勝利を飾った。この一戦を地元の名古屋の選手数人が観戦していたようだ。
 
　そのうちのひとり、名古屋の司令塔ガブリエル・シャビエルは「すごく楽しかったです。普段プレーしている豊田スタジアムで、初めて観客席でゲームを観戦することができて貴重な体験でした。改めて豊田スタジアムの素晴らしさを感じました」と、笑顔で振り返る。
 
　日本代表の印象については「すごく良いチームで、良いメンバーが揃っていますよね。戦術にも長けています。４-０で勝利して皆、満足してるはずです」と語った。

　キルギス戦では山中亮輔や大迫勇也がゴールを挙げたが、印象に残ったのは自らと同じ10番を背負い、森保ジャパンでは初得点を奪ったあのテクニシャンだったという。
 
「どの選手も良いプレーをしていましたが、個人的に気に入ったのは10番の中島（翔哉）選手です。特長のある選手で、早いドリブルでDFを抜き去り、ボールを簡単に失いません。テクニックの高さはさすがですね。すごく良い選手です。まだ若いですし、これからさらに成長するはずです」
 
　ちなみに「名古屋で日本代表に推薦したい選手はいるか？」と質問を投げかけると、「それは監督が決めることです」と前置きをしたうえで、こう答えてくれた。
 
「自分も仲間を支えて、日本代表に入れるようにサポートしたいです。日本代表には皆、入りたいはずですからね。だから推薦したいのは皆と言いたいですが、個人的に挙げるなら代表経験のある丸山（祐市）選手、スピードのある（前田）直輝選手です。ただ、繰り返しになりますが、名古屋の選手は皆、実力があります」
 
　森保ジャパン発足後、まだ名古屋から代表戦士は生まれていないが、今後、選出されるのか注目だ。
 
取材・文●本田健介（サッカーダイジェスト編集部）

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