チームの成長を実感する背番号10。
アーセナルの背番号10は、そのキャリアの生涯をノースロンドンで締めくくるつもりだ。
2013年9月にレアル・マドリーから当時のクラブ史上最高額である4240万ポンド(約60億円)でアーセナルへやってきたメスト・エジルは、それ以来ずっと、チームのメインキャストとして幾多の勝利に貢献してきた。
今年1月には週給35万ポンド(約5200万円)、年俸に換算すると約27億円というクラブ史上最高額で2021年6月までの契約をアーセナルと交わした元ドイツ代表MFは、今シーズンに就任したウナイ・エメリ監督の下でも好調を維持。先月15日には30歳となったが、老いてますます意気軒昂といったところだ。
ではエジルは自身は、キャリアの締めくくり方をどのように想像しているのか? ロンドンで発行されている英紙『Evening Standard』の取材で、そのプランを明かしている。当人はビッグクラブ、ひいては愛着のあるアーセナルでの引退を考えているようだ。
2013年9月にレアル・マドリーから当時のクラブ史上最高額である4240万ポンド(約60億円)でアーセナルへやってきたメスト・エジルは、それ以来ずっと、チームのメインキャストとして幾多の勝利に貢献してきた。
今年1月には週給35万ポンド(約5200万円)、年俸に換算すると約27億円というクラブ史上最高額で2021年6月までの契約をアーセナルと交わした元ドイツ代表MFは、今シーズンに就任したウナイ・エメリ監督の下でも好調を維持。先月15日には30歳となったが、老いてますます意気軒昂といったところだ。
ではエジルは自身は、キャリアの締めくくり方をどのように想像しているのか? ロンドンで発行されている英紙『Evening Standard』の取材で、そのプランを明かしている。当人はビッグクラブ、ひいては愛着のあるアーセナルでの引退を考えているようだ。
「僕は30歳とまだ若い。サッカーは、どんなことも起こり得るが、アーセナルのようなビッグクラブでプレーできることは本当に幸せだよ。僕は楽しめているし、選手キャリアをアーセナルで終えることだってできるさ」
そんなドイツ代表MFが中心となっている今シーズンのアーセナルは、好調そのものだ。
「セクシーフットボールを復活させた」とも言われるほど、美しいパスサッカーを軸にするエメリ新監督の下で公式戦15試合連続無敗を継続中でもある。エジルは、「とても良い監督で、選手を理解しようとしてくれる」と、47歳のスペイン人監督を称えたうえで、チームの変化をポジティブに語っている。
「今はクラブも、選手も、ピッチの内外で自分たちができることを、監督に見せたいと思っている。ヴェンゲル監督が去った後で、全てが変わったんだ。だから、最初のマンチェスター・シティとチェルシーとの試合は何もできずに負けた。だけど、いま僕らは段階的に進んでいるということを実感している。間違いなく良い方向に向かっていて、これを維持したいと思ってる」
チームの成長を語ったエジル。“生涯アーセナル宣言”も口にした男は、「一体、何歳までプレーするの?」という質問に対しては、「たぶん38歳まで現役だ! 冗談だよ(笑)」とジョークを交えつつ、自身の理想を述べている。
「もし、本当に良いコンディションで続けることができたなら、35歳か36歳まではプレーできるといつも考えている。けど、分からないな。ありとあらゆることが順調だったらの話だから。全てはその時に分かることさ」
今、まさにノリに乗っている男、エジル。その芸術的なプレーを我々はもうしばらく楽しめそうだ。