疑惑は否定も、古巣ボカへの想いは止められず。
南米王者を決めるコパ・リベルタドーレス。今年の決勝カードは、ボカ・ジュニオルス対リーベル・プレートという因縁の宿敵同士の対決となった。
世界的に大きな注目を集める「スーペル・クラシコ」で雌雄を決することとなった決勝は、現地時間5日に安全面も考慮し、アウェーサポーターの入場を禁止することが決定するなど、例年以上に厳戒態勢の中で行なわれる。
そんな激戦必至のライバル対決に、元選手たちも燃えている。アルゼンチンの全国紙『Ole』が、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクに所属する元ボカのレアンドロ・パレデスの退場劇を取り上げ、あらぬ疑惑を浮上していることを、本人のコメントを付けて紹介している。
ボカの下部組織出身で、2010年から約4年間トップチームでも活躍したパレデスが、問題となるシーンを起こしたのは、現地時間11月4日に行なわれたロシア・プレミアリーグ第13節のアフマト・グロズニー戦だ。
世界的に大きな注目を集める「スーペル・クラシコ」で雌雄を決することとなった決勝は、現地時間5日に安全面も考慮し、アウェーサポーターの入場を禁止することが決定するなど、例年以上に厳戒態勢の中で行なわれる。
そんな激戦必至のライバル対決に、元選手たちも燃えている。アルゼンチンの全国紙『Ole』が、ロシアのゼニト・サンクトペテルブルクに所属する元ボカのレアンドロ・パレデスの退場劇を取り上げ、あらぬ疑惑を浮上していることを、本人のコメントを付けて紹介している。
ボカの下部組織出身で、2010年から約4年間トップチームでも活躍したパレデスが、問題となるシーンを起こしたのは、現地時間11月4日に行なわれたロシア・プレミアリーグ第13節のアフマト・グロズニー戦だ。
ゼニトが1点をリードした82分、パレデスは相手選手へのタックルで2度目の警告を受けて退場となったが、これについて一部では「スーペル・クラシコを見たくて、わざと退場となったのでは?」という疑惑が浮上しているという。
この退場により、11日に行なわれるCSKAモスクワ戦の欠場を余儀なくされたパレデス。その日は奇しくも、ボカの本拠地「ボンボネーラ」でリベルタドーレス決勝の第1レグが開催されるため、ゼニトのファンから疑いの目が向けられているのだ。
それに加えて『Ole』は、パレデスがそのキャリアで退場になったのが2回だけと、比較的クリーンなプレーヤーであり、グロズニー戦でのプレーが不必要なレイトチャージだったこともあって、「ロシア人たちの怒りが爆発している」と伝えた。
しかし、当の本人はこれを否定している。
『Ole』によれば、パレデスはそうした批判の声に対して、「僕はチームメイト、それからクラブをリスペクトしている。そして普通の人たちなら、僕がわざと退場になるような人間じゃないことを知っているはずだ」と語り、さらに続けている。
「僕は最初、日曜日(11日)にアルゼンチンへ戻るつもりだったんだけど、クラブが金曜日に戻ることを提案してくれたんだ。僕がわざと退場となったというのはフェイク(嘘)だよ。クラブとも問題はないんだ」
しかし、その一方で、クラブ史に刻まれるであろう一大決戦に臨む古巣ボカへの想いは包み隠せないようで、「僕は、今のボカの選手たちの現状が羨ましいよ。本当に、今までとは違う決勝になるだろうね。ボケンセ(熱狂的なボカのサポーター)を含めて、彼らには楽しんでもらいたい」とメッセージを送っている。