ベイル、トッテナム復帰に前向き!? だが実現に立ちはだかる小さくない障壁は?

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年10月31日

マドリーでのサイクルは終わったと考え…。

トッテナム復帰説が浮上したベイル。はたして、マドリーのメインキャストとなっている男は、古巣に舞い戻るのだろうか? (C) Getty Images

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 実現すれば、約6年ぶりの帰還となる。

 レアル・マドリーに所属するウェールズ代表FWガレス・ベイルを来夏の移籍市場で復帰させるべく、トッテナムが動き始めたようである。移籍やゴシップを中心に各国のサッカー情報を発信している英メディア『CAUGHT OFFSIDE』が、その詳報を伝えた。

 2013年9月にトッテナムからマドリーへ移籍したベイル。1億100万ユーロ(約132億円)という破格の移籍金が投じられたこともあり、活躍が大いに期待されたが、毎シーズンのように故障に泣かされたうえ、クリスチアーノ・ロナウドの陰に隠れてきた印象が否めない。

 今シーズンは、開幕前にそのC・ロナウドがユベントスへ移籍したため、ついに主役の座に躍り出るかと思われたが、チームはラ・リーガで9位に落ち込み、10月29日にはジュレン・ロペテギ監督を解任されたほどの不調に陥っており、ベイルも満足のいくパフォーマンスは見せられていない。

『CAUGHT OFFSIDE』によれば、C・ロナウドの退団に加え、ジネディーヌ・ジダン前監督の退任を受け、マドリーでのサイクルが終わったと考えているベイルは、今夏にも興味を示していた古巣トッテナムへの復帰を真剣に検討。先日、代理人を通じてトッテナムの関係者と会談を行なった際には、古巣からの相談に「イエス」と伝えたようだ。

 ただ、合意に向けての壁は高い。現在、新スタジアムの完成が遅れ、人件費など余計な出費を強いられているため、今夏は補強ゼロという節約を余儀なくされたトッテナムには、マドリーと2022年6月までの契約を締結しているベイルを買い取る余裕はないと見られている。たとえ、当人が減俸を受け入れたとしても、だ。

 また『CAUGHT OFFSIDE』は、ベイル側は復帰するにあたっての最低条件として、絶対的なエースであるハリー・ケインの残留を求めていると報じている。

 しかし、ケインはマドリーも含めた多くのメガクラブから注目され続けている人気銘柄だけに、このエースを残せるかどうかも、トッテナムにとっては簡単ではないミッションとなりそうだ。

 ベイルの復帰は、約57年ぶりのプレミアリーグ制覇に燃えるトッテナムにとって、重要な補強となるが、その一方で獲得経費の負担も大きいため、本格的に動くとなれば、それ相応の準備が必要となる。来年、30歳の節目を迎えるウェールズ代表ストライカーが、古巣へ舞い戻る日は来るのだろうか?
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