南関東インターハイの男子サッカーは、４日に３回戦が行なわれ、ベスト８が出揃った。このうち九州勢は４校が勝ち残り、充実ぶりを見せつけている。
 
　プレミアリーグWESTではJクラブ勢相手に健闘を見せている東福岡は、地元の山梨学院と対戦。エース中島の一撃とGK脇野のPKストップなどの活躍で、ともに全国優勝の経験がある強豪同士の対決を制した。大津は葛谷、坂元のアタッカー陣がゴールを決め、初芝橋本の粘りを振り切っての８強進出。九州新人戦優勝の鹿児島実は、西武台にPK勝ち。また、長崎海星は仙台育英を相手に６得点のゴールラッシュで準々決勝に駒を進めた。

　そのほか、前橋育英は矢板中央との北関東対決を４-０で制し、３年ぶりのベスト８入り。選手権準優勝の星稜は、地元の帝京三の粘りに苦しみながらも３-２で勝ち切り、常連校の青森山田は２戦連続でPK戦を制してここ数年苦しんできた３回戦の壁を突き破った。２回戦で前回優勝の市立船橋を破った広島皆実は、野洲を３-１で下し、勢いの良さを見せつけている。
 
　５日は試合がなく、６日に準々決勝の４試合が行なわれる。韮崎中央公園の陸上競技場では、大津-長崎海星と鹿児島実-東福岡のふたつの九州対決が、芝生公園では前橋育英-星稜と青森山田-広島皆実が行なわれる。
 
【写真】男子３回戦｜東福岡-山梨学院／長崎海星-仙台育英
 
男子｜３回戦の結果
大津（熊本）　３-２　初芝橋本（和歌山）
得点者　大＝葛谷２、坂元
　　　　初＝高橋、渡辺
 
海星（長崎）　６-１　仙台育英（宮城）
得点者　海＝平野４、森岡２
　　　　仙＝熊谷
 
星稜（石川）　３-２　帝京三（山梨）
得点者　星＝森山、藤島、鈴木
　　　　帝＝鳥居２
 
前橋育英（群馬）　４-０　矢板中央（栃木）
得点者　前＝青柳２、岩、横沢
 
鹿児島実（鹿児島）　１（６PK５）１　西武台（埼玉）
得点者　鹿＝渡辺
　　　　西＝新行内
 
東福岡（福岡）　１-０　山梨学院（山梨）
得点者　東＝中島
 
青森山田（青森）　１（４PK２）１　尚志（福島）
得点者　青＝松木
　　　　尚＝山城
 
広島皆実（広島）　３-１　野洲（滋賀）
得点者　広＝俵、横路、オウンゴール
　　　　野＝村上