U-19日本代表が現在開催中のU-19アジア選手権の準決勝で対戦したのは、開催国のインドネシア。地元チームがノックアウトステージに進出したということで、７万人収容のスタジアムには６万人以上の地元ファンが集結。試合中も怒号のようなインドネシア代表チームへの声援がスタジアムに響き渡った。

　そんななか、日本代表は東俊希、宮代大聖のゴールでインドネシアを突き放し、準決勝進出を決めた。同時にポーランドで開催されるU-20ワールドカップへの切符も手にしている。

　若き日本代表の実力が浮き彫りになる試合内容に、米スポーツ専門チャンネル「Fox Sports」タイ版は「ヒガシとミヤシロが開催国の夢を打ち砕いた」と報じている。

「試合開始から日本の”襲撃”はすさまじく、インドネシア代表チームは、準決勝への道を開くためにはまず耐えなければならなかった。

　若きインドネシアの選手たちは前半、よく戦っていた。しかし、40分に東俊希の見事なロングシュートによって均衡は破られた。このゴールは前半に生まれた唯一の得点であった。

　後半に入ってゴールを狙って積極的に攻めに出たインドネシア代表だが、70分に再びゴールを決めたのは日本代表だった。

　東と宮代（大聖）のゴールによって、ホスト国の”夢”は打ち砕かれた。日本は２-０で勝利し、来年ポーランドで開催されるU-20ワールドカップでプレーする権利を手にしている」

　また、同日開催されたカタール対タイの準々決勝については、３-３から延長戦に突入し、最終的には７-３で勝利したカタールを「夢への路を掴み取った」と讃えている。

　準々決勝の残り２試合、サウジアラビア対オーストラリアと韓国対タジキスタンは本日夜に行なわれる。

　準決勝では、日本とサウジアラビア対オーストラリア戦の勝者、カタールと韓国対タジキスタン戦の勝者が激突。11月1日19時30分（日本時間21時30分）にキックオフの予定だ。