値千金の決勝弾はC・ロナウドのクロスボールから!

貴重な先制弾を決めたディバラ。C・ロナウドに注目が集まるなかで、背番号10として面目躍如の活躍をしてみせた。 (C) Getty Images

惜しくもゴールこそ奪えなかったものの、C・ロナウドは、古巣との万感の対戦で随所に存在感を放った。 (C) Getty Images
10月23日(現地時間)、チャンピオンズ・リーグ(CL)グループステージの第3節が行なわれ、グループHでは、マンチェスター・ユナイテッドとユベントスが対戦した。
今夏にレアル・マドリーからユーベに移籍したC・ロナウドが、2003年から6シーズンを過ごした古巣ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードに凱旋することでも注目された一戦。キックオフ前の入場シーンでは、ホームの大サポーターからかつてのエースに万雷の拍手と声援が送られ、会場がエモーショナルな雰囲気に包まれた。
そんななか開始を迎えた試合は、両軍が出方を伺いあう緊迫の攻防戦で幕を開ける。
その展開のんかで4-3-3の3トップの中央に配置されたC・ロナウドは、サイドに開いたり、自陣に戻ってビルドアップに関与するなど、流動的に動きながら相手の隙を伺った。
ポルトガル代表FWが多彩な動きを見せ、その一挙手一投足に観客の目が向けられるなか、均衡を破る一撃を見舞ったのは、ユーベの背番号10だった。
17分、敵陣右サイドを深くえぐったC・ロナウドが鋭いクロスをボックス内に供給。これをニアサイドで合わせにいったクアドラードが潰れ、背後に流れたボールをフリーとなっていたディバラが冷静にフィニッシュしたのだ。
理想的な形で先制に成功したユーベは、その後は完璧に試合を掌握。惜しくも決まらなかったが、22分にカンセロ、30分にベンタンクールがビッグチャンスを迎え、さらに37分にはC・ロナウドが無回転のFKで狙ったが、これは相手守護神デ・ヘアの好守に阻まれた。
今夏にレアル・マドリーからユーベに移籍したC・ロナウドが、2003年から6シーズンを過ごした古巣ユナイテッドの本拠地オールド・トラフォードに凱旋することでも注目された一戦。キックオフ前の入場シーンでは、ホームの大サポーターからかつてのエースに万雷の拍手と声援が送られ、会場がエモーショナルな雰囲気に包まれた。
そんななか開始を迎えた試合は、両軍が出方を伺いあう緊迫の攻防戦で幕を開ける。
その展開のんかで4-3-3の3トップの中央に配置されたC・ロナウドは、サイドに開いたり、自陣に戻ってビルドアップに関与するなど、流動的に動きながら相手の隙を伺った。
ポルトガル代表FWが多彩な動きを見せ、その一挙手一投足に観客の目が向けられるなか、均衡を破る一撃を見舞ったのは、ユーベの背番号10だった。
17分、敵陣右サイドを深くえぐったC・ロナウドが鋭いクロスをボックス内に供給。これをニアサイドで合わせにいったクアドラードが潰れ、背後に流れたボールをフリーとなっていたディバラが冷静にフィニッシュしたのだ。
理想的な形で先制に成功したユーベは、その後は完璧に試合を掌握。惜しくも決まらなかったが、22分にカンセロ、30分にベンタンクールがビッグチャンスを迎え、さらに37分にはC・ロナウドが無回転のFKで狙ったが、これは相手守護神デ・ヘアの好守に阻まれた。
一方的に押し込まれることとなったユナイテッドは、反撃の糸口を模索するも、相手の素早いパス回しを前にボールの奪いどころがなく、為す術なく前半を終えることとなった。
迎えた後半も、序盤は一進一退の攻防戦で繰り広げられるなか、最初の決定機を得たのはアウェーチームだった。52分、右サイドにいたクアドラードのマイナスのパスに走り込んだC・ロナウドが右足で強烈なシュートを放ったが、またしてもデ・ヘアの好セーブに阻止された。
何とかして守護神の奮闘に報いたいユナイテッドは、攻勢を強めてユーベ守備陣の綻びを突こうとするも、サイドからクロスという単調な攻めに終始。イタリア代表CBの“闘将”キエッリーニを中心にしたイタリア王者の守りを前にチャンスシーンを生み出せない時間が続き、75分に相手バイタルエリアでボールを奪取したポグバが、放った渾身のミドルシュートもポストに嫌われてしまう。
その後、残り時間が10分を切ったところで、逃げ切ろうと守りに入るユーベに対して、食い下がって猛攻を続けるユナイテッドという明確な構図の下で試合は進む。鬼気迫る勢いで攻めた後者は、86分にマタ、89分にマルシアルと決定機を創出したが、いずれもシュートが枠に飛ばず……。結局、最後までスコアを動かすことはできなかった。
1-0と逃げ切ったユーベは、これでグループステージ無傷の3連勝として単独首位の座をキープ。一方、為す術なく敗れたユナイテッドは、3位バレンシアと勝点2差の2位にとどまった。