デュッセルドルフは成す術なく4連敗…
10月19日(現地時間)、ブンデスリーガ第8節が行なわれ、フランクフルトは7-1でデュッセルドルフを下した。
代表ウィークを終え、2週間ぶりに再開したリーガの最初の一戦。ホームのフランクフルトの長谷部誠が3バックの中央で先発出場を果たしたのに対し、デュッセルドルフの宇佐美貴史はベンチスタートとなった。
公式戦3連勝と好調のホームチームは序盤から主導権を握り、4分でアレが頭でファーストシュートを放つなど、ボールを支配して3連敗中のデュッセルドルフを押し込んでいく。
代表ウィークを終え、2週間ぶりに再開したリーガの最初の一戦。ホームのフランクフルトの長谷部誠が3バックの中央で先発出場を果たしたのに対し、デュッセルドルフの宇佐美貴史はベンチスタートとなった。
公式戦3連勝と好調のホームチームは序盤から主導権を握り、4分でアレが頭でファーストシュートを放つなど、ボールを支配して3連敗中のデュッセルドルフを押し込んでいく。
18分にはヨビッチがスルーパスで抜け出して独走するが、浮かせたシュートはゴール左外に逸れる。決定機を逸したフランクフルトだったが、その直後、VARによって、このプレーの前でトッロのクロスが相手DFの腕に当たってとしてPKを獲得。これをアレが、レンジンクにコースに読まれながらも決めて先制ゴールを奪う。
これでさらに勢いづいたフランクフルトは、守備でも個々が素早くボールホルダーに寄せて奪い取り、高い位置から攻撃を繰り返していく。そして26分には、コスティッチの左からのクロスをヨビッチが華麗なジャンピングボレーで合わせてリードを広げた。
さらに34分、再びコスティッチのクロスから、ペナルティーエリア内でガチノビッチ、アレと繋がり、戻したボールをヨビッチがダイレクトで叩いてゴールに右隅に突き刺すという鮮やかな一撃で、早くも3点目を挙げた。
ヨビッチのファインゴール2発で大きなリードを得たホームチームは、36分にもトッロがレンジンクの手を弾いてクロスバーを叩く強烈なミドル。トッロはその3分後にも、FKに競り勝って頭で合わせるが、これはわずかに枠を外れる。
アディショナルタイム、CKからアレ、エヌディカが決定的なヘディングシュートを放ったフランクフルトは、一方的な展開のまま、前半を終えることに成功した。
長谷部は最終ラインで身体を張ってボールを奪い、また前に出て敵の前線にボールが渡るのを阻止。そしてボールを奪うと、的確な展開で攻撃の起点にもなるなど、存在感を示した。
一方のデュッセルドルフは、43分にシュテーガーのスルーパスでドゥクシュが抜け出して前半唯一の決定機を得たが、フリーでのシュートはGKトラップにブロックされた。後半、最初に攻勢に立ったのも彼らで、46分に速い攻撃からラマンが惜しいシュート。直後にも左から突破したラマンの横パスをシュテーガーがフィニッシュに持ち込むが、クロスバーを越える。
しかし、次のゴールもフランクフルトにもたらされた。50分、混戦でガチノビッチの蹴ったボールが相手DFに当たってフリーのアレに渡り、ループシュートでゴールに流し込んで4点差。その直後にも、ホームチームはアレ、コスティッチが連続して決定的なシュートを放つ。
さらに厳しい状況に追い込まれたデュッセルドルフ。しかし54分、交代出場のルケバキオが右からのカットインで左足を振り抜き、ゴール左隅に突き刺して1点を返した。
意地を見せたアウェーチームだが、フランクフルトはその1分後、力の差を見せつけるように、あっさり点差を元に戻す。コスティッチが左サイドを抜け出し、グラウンダーでクロス。これを後ろ向きで受けたヨビッチは、素早い反転から右足でゴールネットを揺らした。
ハットトリックを達成したセルビアの若きストライカーのゴールショーは、これで終わらない。69分には、エリア内で一度はボールを奪われるも、デグズマンのカバーを受けて振り向きざまにシュート。ボールは左ポストを叩きながら、ゴールラインを割った。
72分にデュッセルドルフはラマンが惜しい場面を迎えたが、これを交代出場のGKレノの飛び出しで防いだフランクフルトは、カウンターからアレがクロス。これをDFに競り勝って頭でゴールに押し込んだのは、またしてもヨビッチだった。
これで彼は一躍、得点ランキングのトップに浮上。そしてチームも7点目、点差を6まで広げ、余裕を持って残り時間を過ごし、主審はアディショナルタイムを取ることなく試合終了の笛を吹いた。
最高の再スタートを切ったフランクフルトは来週、25日にアポロン・リマソルとヨーロッパリーグを戦い、28日のリーガ9節では久保裕也擁するニュルンベルクのホームに乗り込む。一方、成す術なく惨敗を喫したデュッセルドルフは次節、27日にヴォルフスブルクとホームで対戦する。