目には目を歯には歯を――

この当時のユナイテッドは20代前半から半ばにかけての選手が集っており、いわゆるお調子者が多かったのは確かだが、今回明るみになったジョークは日本では考えられないものだ。 (C) Getty Images
衝撃的すぎる“復讐劇”が当事者の口から明らかになった。そのエピソードを告白したのは、元フランス代表DFで現在は無所属となっているパトリス・エブラだ。
現地時間9月20日、英衛星テレビ「Sky One」のサッカートーク番組『A League Of Own』に出演したエブラは、司会者から「君はドレッシングルームでどんなイタズラをしてきたの?」と聞かれ、何かを思い出したかのようにフーっと一息つくと、「彼らが先にやってきたんだよ」と前置きをしたうえで、マンチェスター・ユナイテッド時代のことを静かに語り出した。
「ある日、彼らは僕のトレーナーと靴を焼いたんだ。あれは笑えなかったよ。だって、靴は何か月もナイキに頼み込んで子どもの名前を入れてもらっていたものだったからね。実際にやったのが、ジェラール・ピケだってことは分かっていた」
現地時間9月20日、英衛星テレビ「Sky One」のサッカートーク番組『A League Of Own』に出演したエブラは、司会者から「君はドレッシングルームでどんなイタズラをしてきたの?」と聞かれ、何かを思い出したかのようにフーっと一息つくと、「彼らが先にやってきたんだよ」と前置きをしたうえで、マンチェスター・ユナイテッド時代のことを静かに語り出した。
「ある日、彼らは僕のトレーナーと靴を焼いたんだ。あれは笑えなかったよ。だって、靴は何か月もナイキに頼み込んで子どもの名前を入れてもらっていたものだったからね。実際にやったのが、ジェラール・ピケだってことは分かっていた」
痛快なのはここからだ。エブラはピケへの仕返しに打って出る。
「だから、俺は彼にやってやったのさ。ピケのスパイクをトイレに持っていって、その中にクソを垂れてやったんだ。ソーリー。悪かったとは思ってるよ(笑)」
この衝撃的な告白に番組は爆笑の渦に包まれたわけだが、一連の経緯については、現在バルセロナに所属するピケもスペイン・メディア「TV3」で、次のように語っている。
「僕はブリティッシュ・ユーモアの大ファンなんだ。からかっても誰も怒らないんだよね。やり返そうとはするけど、グチグチ言ったりはしないんだ。バルサでは僕のユーモアは常に誰からも歓迎されるわけじゃない。チームメイトたちの愛車のタイヤの空気を抜いたりしたけど、ユナイテッド時代に起きたこととは比べ物にならないよ。
一番面白かったのは、パトリス・エブラが何か月もナイキにお願いしていた靴を持ってやってきた時だね。その靴は彼の子供の名前が入っていたり、とにかく装飾が凄いものだった。それで彼がシャワーに行った時に、僕らはちょっとした焚火をして、燃やしたんだ。それを撮影して、ビデオを彼に送ってやったよ」
ピケの過激なイタズラを先に受けたエブラからすれば、目には目を歯には歯を、ということだったのかもしれない。しかし、その仕返しとして、サッカー選手の商売道具でもあるスパイクに脱糞するとは……もはや、驚きでしかない。