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西村拓真のデビューはお預け…CSKAモスクワ、CL初戦は“幻のゴール”2発にもめげず土壇場PKでドロー

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年09月20日

CSKAは後半に2度ネットを揺らしたが…

攻撃の要として、後半に存在感を示したヴラシッチ。アディショナルタイムの同点PKは、冷静にきっちりと決めた。 (C) REUTERS/AFLO

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​​​​​​ UEFAチャンピオンズ・リーグ(CL)、前回王者のレアル・マドリー、セリエAの古豪ローマ、そしてロシアのCSKAモスクワ、チェコのプルゼニの4チームで戦うグループGが初戦を迎えた。

 CSKAモスクワ対プルゼニは、2013年のCL以来の顔合わせ。過去の成績は、それぞれがホームで勝利を収め、1勝1敗となっている。

 CSKAモスクワでは、ベガルタ仙台から今夏に電撃移籍した西村拓真がベンチ入りを果たした。

 序盤からアウェーのCSKAモスクワは、今夏のワールドカップで母国の快進撃を支えたGKアキンフェエフら、ロシア代表で固めた守備をベースに、積極的にボールを回しながら攻め込む。一方のプルゼニは、チェコ・リーグの得点王であるクレメンチクをワントップに据え、カウンターで勝機を窺う。

 先制点は29分、クレメンチクがペナルティーエリア手前で倒されFKを獲得。右サイドに逃げるクロスを、後方から走り込んだ選手がヘッドで中央に折り返して、飛び込んだクレメンチクがネットを揺らし、プルゼニが先制した。さらに41分には、リンベルスキからのクロスに再びクレメンチクがダイレクトボレーで合わせ、2点目を記録した。

 前線を優勢に進めたホームチームに対し、CSKAモスクワは後半、エフレモフに代えてアフメトフを投入し、4-5-1にシステムを変えてスタート。これが幸いし、49分にチャロフが左サイドからのクロスを足で合わせて1点を返す。

 徐々にペースを掴み始めるCAKAモスクワ。74分、西村とポジションを争うザマレトディノフが交代登場し、80分にはシグルドソンが投入される。

 85分、CSKAがゴール前の混戦からアフメトフのシュートがザマレトディノフの足に当たってネットを揺らすが、シュート前にフェルナンデスがDFフブニークとの接触で膝を蹴った行為がファウルとみなされ、ゴールは認められない。

 90分には、ペナルティーエリア左からヴラシッチがクロス気味のシュートをゴールに打ち込むが、ザマレトディノフがオフサイドポジションにいたため、こちらもノーゴールと判定された。

 しかし、最後まで粘ったCSKAモスクワは、アディショナルタイムにプルゼニDFのファウルでPKを獲得。これをヴラシッチがしっかり決め、ギリギリで2-2のドローに持ち込んだ。

 我慢しながら、敵地でドローという結果を手にしたCSKAは次節、R・マドリーと対戦する。欧州王者との一戦で西村のデビューは実現するだろうか。
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