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「メッシはいないのにね…」 アルゼンチン代表守護神が“伝統のエースナンバー”の在り方に疑問を呈す

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年09月10日

“特別扱い”への疑問

長くアルゼンチン代表で活躍し、代表での背番号の重要性を理解しているロメロだからこそ、10番不在に疑問を呈した。 (C) Getty Images

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 リオネル・メッシという唯一無二の大エースが代表活動の休止を発表したことを受け、アルゼンチン代表は新たなメンバーで親善試合に臨み、9月7日のグアテマラ戦で3-0の勝利を飾った。

 2005年8月のA代表デビュー以来、常に国民の期待を背負ってきたメッシ。絶対的なエースにして点取り屋がいなくなった“新生”アルゼンチンだが、今回のチームに伝統の10番を引き継いだ選手は存在しない。

 そういったタイプがいないわけではない。ユベントスで10番を背負うパウロ・ディバラやベティスのジオバニ・ロ・チェルソなど、タイプ的にもエースナンバーを背負うに値する選手はいる。

 しかし、これまでにディエゴ・マラドーナやアリエル・オルテガ、ファン・ロマン・リケルメ、そしてメッシといった偉大なクラックが背負ってきた伝統のエースナンバーだからということなのか、リオネル・スカローニ暫定監督が指揮するチームは、10番が“欠番”となっている。

 これに疑問を投げかけた男がいる。今回の代表メンバーにも招集されている、ベテランGKのセルヒオ・ロメロだ。

 2008年の北京オリンピックから、メッシとともにアルゼンチン代表で戦ってきた31歳のGKは、地元メディア「Tyc Sports」の取材に「どうして、誰も10番を使わないのかな?」とコメントし、さらに続けた。

「この番号の重要性は理解している。でも、10番はどんな時も使われてきた。だから、なぜ今回、使っていないのかが分からない。正確な理由は聞いていないけど、何らかの理由があるんだろうね」

 特別扱いに疑問を呈したロメロは、さらにメッシという存在の重要性を認めつつも、「誰かが付けるべきだ」と、“10番”への持論を展開した。

「レオが復帰するなら、10番を背負ってキャプテンマークを巻くのは当然のことだと思う。彼こそが、あの番号の持ち主だからね。でも、今、レオはここにいない。親善試合でも使えるなら、使うべきじゃないかな? それが正常なことだと思うよ」

 少なくとも、年内は代表でプレーしないことを明言しているメッシ。サッカー協会のクラウディオ・タピア会長も、「話し合いはするつもりだが、今は彼をそっとしておく時期だ」と語り、早期復帰に意欲的ではない。

 となれば、メッシが復帰するまで、伝統のエースナンバーは空き番となるのか? 試合結果とともに、アルゼンチンの背番号問題は注目を集めそうだ。
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