７月15日に12節の延期分２試合が行なわれたJ１リーグは、19日の15節・９試合で本格的に再開。『週刊サッカーダイジェスト』の編集部が、いよいよリスタートするJ１リーグ各チームの現況をお伝えする。
 
　14節終了時で12位の仙台を展望するのは、広島由寛記者だ。
 
Q1
リーグ序盤戦（14節終了時）の採点。結果・内容から100点満点で何点？
A1
45点。
　新監督アーノルドの下、新たなスタートを切ったが、戦術がまるで機能せず、勝利から見放された。ただ、コーチから昇格した渡邉監督の下、堅守速攻のスタイルを取り戻し、中断明け前には４連勝を含む５戦負けなしと復調してみせた。
 
Q2
リーグ再開に向けてのチームの強みは？
A2
　延岡キャンプでもハードなトレーニングを積み、チームはさらに逞しくなった印象。自慢の堅守速攻に、ポゼッションが上手く上積みされれば、さらに上昇する可能性はある。
 
Q3
夏場以降に懸念される弱みは？
A3
　毎シーズン、夏場の戦いでは勝点を積み上げられず、チーム内には苦手意識が強いだけに、ここをどう乗り切れるかにかかっている。あとは、ボールを支配した時の攻撃のバリエーションを増やしたい。速攻に依存した一本調子の戦い方では、手詰まりになる危険性が……。

Q4
再開後のリーグ戦で、キーマンとなる選手は誰？
A4
武井択也／ＭＦ
　自慢のハードワークに加え、G大阪仕込みのパスワークをチームに落とし込めれば、ポゼッションも高まるはず。黒子的な役割でも、チームメイトの良さを引き出したい。
 
Q5
15節・柏戦の見どころは？
A5
　苦手の夏場での「初戦」。今後を占ううえでも重要な一戦となる。それだけに、手堅い戦い方が予想され、まずは堅守でリズムを整え、隙を見たカウンターで仕留めたい。