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「“コネ選出”騒動」もあったけど…覚醒中のファン・ウィジョを韓国メディアが日韓戦のキーマンに指定

カテゴリ:国際大会

ピッチコミュニケーションズ

2018年08月31日

初戦のバーレーン戦からいきなりハットトリックを達成

6試合で9ゴールを挙げたファン・ウィジョ。韓国内での評価はうなぎ上りだ。(C)Getty Images

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 9月1日に行なわれるジャカルタ・アジア大会の決勝で、U-21日本代表と対戦するU-23韓国代表。大会2連覇を狙う韓国代表チームには母国メディアも関心を寄せているが、そのなかでも特に期待を集めているのがガンバ大阪のファン・ウィジョだ。
 
「韓国は今、“ウィジョ・シンドローム”」(『トゥデイ・コリア』)など、ファン・ウィジョの活躍と韓国での人気ぶりが多くのメディアで取り上げられている。今大会6試合で9得点を挙げ、現在得点ランキング1位を走っているのだから当然だが、開幕前と比べてファン・ウィジョに対する評価が大きく変わったのも事実だろう。
 
 そもそもファン・ウィジョは、7月16日に代表メンバーが発表された当初、韓国で槍玉に挙げられていた。
 
 というのも、U-23韓国代表を率いるキム・ハクボム監督は、2014年から約2年間、Kリーグの城南FCでファン・ウィジョを指導していたことがある。そのため、欧州組のソン・フンミン(トッテナム)、ファン・ヒチャン(ザルツブルク)、イ・スンウ(ヴェローナ)など韓国代表チームの攻撃陣が豊富ななか、ロシア・ワールドカップにも出場していないファン・ウィジョがオーバーエイジ枠で招集されたことに対して、“監督のコネ選出”という疑惑が浮上したのだ。
 
 キム・ハクボム監督は、「義理などで選んだわけではない。(ファン・ウィジョの)コンディションがいいからだ」と否定したが、韓国では賛否両論が絶えず、メディアでも「“ファン・ウィジョ選出”義理・コネの産物? キム・ハクボムの責任論」(『スポーツQ』)などと報じられていた。今季Jリーグでチーム最多となる14ゴール(リーグ戦9ゴール)得点を挙げているファン・ウィジョだが、母国での期待値は高いとはいえない状況だったのだ。
 
 だが、ファン・ウィジョはそんな疑念をプレーで払拭した。
 初戦のバーレーン戦からいきなりハットトリックを達成し、韓国のグループリーグ突破を牽引。決勝トーナメントでも、準々決勝のウズベキスタン戦で今大会2度目のハットトリックを達成するなど、ゴールを量産している。
 
 その活躍を韓国メディアも、「“黄金の足”ファン・ウィジョ、“コネがなんだ!”…特級アタッカー“浮上”」(『TV朝鮮』)、「ファン・ウィジョ、“コネ選出”騒動を静めヒーローに」(『ニュースワークス』)と称賛している。
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