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「痛めた左肩にタッチ…」サラー、憎きS・ラモスを完全無視! UEFA主催のセレモニーで再燃した“因縁”

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2018年08月31日

いまだ険悪な両者の関係を…

ひとつの接触プレーをキッカケにいがみ合うようになったS・ラモスとサラー。その関係性はいまも…。 (C) Getty Images

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 現地時間8月30日、欧州サッカー連盟(UEFA)は、新シーズンのチャンピオンズ・リーグ(CL)のグループステージの組み合わせ抽選と同時に、2017-18シーズンのポジション別最優秀選手を発表した。

 DF部門で堂々の受賞を果たしたのが、スペイン代表のセルヒオ・ラモスだ。32歳のCBは、気迫溢れるプレーと類まれなリーダーシップでレアル・マドリーを牽引し、見事にチームをCL3連覇に導いていた。

 そんなS・ラモスは受賞セレモニーに登壇し、「異なる文化を持つ偉大なグループを支えるキャプテンでいることは特権であり責任だ」と挨拶を終え、自席へと引き上た。ここで、あの “因縁”が再び勃発する。

 S・ラモスは自席へ戻る際、前方に座っていたサラーの肩にさりげなくタッチをし、交流を図ろうとするも、なんとエジプト代表FWはこれに一切反応せず、無視し続けたのだ。

 ふたりの因縁が生まれたのは、レアル・マドリーとリバプールの対戦となった昨シーズンのCL決勝。試合が熱を帯び始めた25分、モハメド・サラーがS・ラモスへ果敢にドリブル突破を図った際に交錯した時のことだった。

 S・ラモスに右腕を取られたサラーは、柔道の「脇固め」をかけられる形で転倒し、ピッチに左肩を強打。結局、涙を流しての無念の途中交代を余儀なくされたのだ。そして大エースを失ったリバプールは、急激にパフォーマンスが低下し、1-3の敗戦を喫したのである。

 その試合後、危険な接触プレーに及んで予期せぬ形で“加害者”となったS・ラモスは、「サッカーは時に良い面を見せることもあれば、悪い面を見せることもある」と故意ではなかったことを釈明。しかし、サラーは「僕を泣かせた人間が、その後に笑わせてくれるなんて本当に面白いよね」と反論していた。

 以来、両者の関係性は度々メディアに取り上げられてきたが、今回のセレモニーで改めて両者の冷え切った関係性が露わになったいうわけだ。

 このサラーのS・ラモスに対する反応を、各国メディアも一斉に報道。英紙『Mirror』は、「サラーがS・ラモスへ挑戦的な態度をとった。彼はスペイン代表DFを完全に無視し、あさっての方向を眺め続けた。それを見た誰もが二人の不穏な空気感を悟ったはずだ」と綴り、スペイン紙『Marca』は、「S・ラモスはあろうことかサラーが痛めた左肩に触れ、因縁に火をつけた」と伝えている。

 S・ラモスが左肩を触ったのは意図的ではなかったのだろうが、一切の反応も示さなかったサラーの反応を見る限り、両者の関係性は、いまだ険悪なのだろう。
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