ローマ生まれ、ローマ育ちの誇り
ローマで生まれ育ってきた男は、最後までそのプライドを貫くようだ。
現地8月22日、元イタリア代表MFのダニエレ・デ・ロッシが所属するローマとの契約更新を決断したと、『Mediaset』など複数の現地メディアが報じた。
デ・ロッシは、下部組織時代からローマでプレー。2003年3月のトリノ戦でセリエAデビューを飾って以来、レアル・マドリーやミラン、チェルシーといったメガクラブからの誘いを断り続け、ジャッロロッソ(黄と赤の意。クラブの愛称)のユニホームを着続けてきた。
現在35歳のデ・ロッシは、クラブとの現行契約が2019年6月までとなっており、一部ではシーズン終了後に退団することが噂され、セリエAの絶対王者ユベントスやアルゼンチン名門のボカ・ジュニオルスへの移籍話が飛び交っていた。
現地8月22日、元イタリア代表MFのダニエレ・デ・ロッシが所属するローマとの契約更新を決断したと、『Mediaset』など複数の現地メディアが報じた。
デ・ロッシは、下部組織時代からローマでプレー。2003年3月のトリノ戦でセリエAデビューを飾って以来、レアル・マドリーやミラン、チェルシーといったメガクラブからの誘いを断り続け、ジャッロロッソ(黄と赤の意。クラブの愛称)のユニホームを着続けてきた。
現在35歳のデ・ロッシは、クラブとの現行契約が2019年6月までとなっており、一部ではシーズン終了後に退団することが噂され、セリエAの絶対王者ユベントスやアルゼンチン名門のボカ・ジュニオルスへの移籍話が飛び交っていた。
そんななかでローマが誇るバンディエラは、親しんできたクラブと1年契約を新たに結ぶことで同意したという。『Mediaset』によれば、契約内容は「年俸150万ユーロ(約1億9200万円)+ボーナス」。これは現在、彼が得ている額の半分相当であり、減俸を受け入れたということになる。
デ・ロッシのクラブ愛と漢気に溢れる契約更新を伝えたイタリア紙『Gazzetta dello Sport』は、「壮大なラブストーリーだ」と綴っている。
「デ・ロッシとローマの関係は、永遠のものだ。彼もまた、偉大なキャプテンであったフランチェスコ・トッティのように、ローマを代表する男となるだろう。ここでプレーすることを決めた18年前から、彼とジャッロロッソの壮大なラブストーリーは始まり、そして今もそれは続いている。今後も35歳の大ベテランは、ローマ人としての誇りを放棄するつもりはないようだ」
大金が飛び交い、選手の出入りが激しくなった昨今のサッカー界で、稀有と言える存在であるデ・ロッシ。はたして、そのキャリアは一体どこまで続くのだろうか?