「十分にJ1の選手を相手にしてもできる」(宮本監督)
[J1リーグ21節]G大阪2-1FC東京/8月10日/吹田S
「一美はトップチームとの紅白戦でも、春先からずっと見ているなかで、十分にJ1の選手を相手にしてもできるんじゃないかというのがありました。そのなかでFC東京のセンターバックふたりを考えた時に、フィジカルに強い選手だったり、ボールを収めることが出来る、ファーストディフェンダーとしてチームに貢献できる選手を求めていました。ある程度、落ち着いてできたと思いますし、今後に期待したいと思います」
G大阪の宮本恒靖監督は、FC東京戦で上々のJ1デビューを飾った20歳の一美和成をこう言って称えた。さらに、2トップでコンビを組んだアデミウソンも指揮官に同調する。
「彼は若いですけど、今日はデビュー戦にも関わらず、ノビノビとやって、必要以上に堅くならずにプレーしていたと思いました。彼から良いパスもありましたが、僕はトラップミスをしてしまった。ああいうところでも僕の欲しいタイミングで出してくれるし、そういうやりやすさはありました。若いながらこれだけのプレーをできるのは、彼にとって素晴らしいことだったと思います」
アデミウソンの言う良いパスとは45分の場面。高宇洋と細かいパス交換をしてコンビネーションで右サイドを崩し、ダイレクトで中央の背番号9へ送った絶妙なスルーパスだ。一美の味方を上手く使える能力が凝縮されたシーンだった。
「一美はトップチームとの紅白戦でも、春先からずっと見ているなかで、十分にJ1の選手を相手にしてもできるんじゃないかというのがありました。そのなかでFC東京のセンターバックふたりを考えた時に、フィジカルに強い選手だったり、ボールを収めることが出来る、ファーストディフェンダーとしてチームに貢献できる選手を求めていました。ある程度、落ち着いてできたと思いますし、今後に期待したいと思います」
G大阪の宮本恒靖監督は、FC東京戦で上々のJ1デビューを飾った20歳の一美和成をこう言って称えた。さらに、2トップでコンビを組んだアデミウソンも指揮官に同調する。
「彼は若いですけど、今日はデビュー戦にも関わらず、ノビノビとやって、必要以上に堅くならずにプレーしていたと思いました。彼から良いパスもありましたが、僕はトラップミスをしてしまった。ああいうところでも僕の欲しいタイミングで出してくれるし、そういうやりやすさはありました。若いながらこれだけのプレーをできるのは、彼にとって素晴らしいことだったと思います」
アデミウソンの言う良いパスとは45分の場面。高宇洋と細かいパス交換をしてコンビネーションで右サイドを崩し、ダイレクトで中央の背番号9へ送った絶妙なスルーパスだ。一美の味方を上手く使える能力が凝縮されたシーンだった。
そのほかにも、最終ラインからボールを引き出し、対峙した森重真人を上手くかわしながら高精度のポストプレーを見せた。一美自身も、ある程度の手応えはあったと話す。
「起点となるプレーを試合前から言われていたので、そういうところはできたと思います。相手(のCB)は前に強いと言われていたので、それを上手く利用できました。アデ(ミウソン)との2トップなのでアデを意識しつつ、2トップの関係も意識しながらやりました」
2016年の入団以降、トップチームでのプレーを目標にG大阪U-23の一員としてJ3で経験を積んできた一美。待望のJ1デビューで好パフォーマンスを披露できたが、成長するために参考にしてきた選手を明かしてくれた。
「やっぱり(長沢)駿くんは同じフォワードでポストプレーが上手いです。試合に出ていない時、上から見ていて参考にしていたので」
一美がトップチームでチャンスのなかった時期、長沢はJ1で16年に21試合・9得点、17年に34戦・10ゴールを記録。後輩の模範となるFWとして活躍していたのだ。
ちなみに長沢はFC東京戦、ベンチ入りをしていたものの、出番がなかった。一美は先輩の背中を見てスケールアップし、ポジションを争うライバルになったと言えるだろう。
試合後には「手応えはあったんですけど、得点できる場面で決め切りたかったと思います」とゴールへの意欲も示した一美。伸びしろ十分の若手FWの、さらなる成長が楽しみだ。
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
「起点となるプレーを試合前から言われていたので、そういうところはできたと思います。相手(のCB)は前に強いと言われていたので、それを上手く利用できました。アデ(ミウソン)との2トップなのでアデを意識しつつ、2トップの関係も意識しながらやりました」
2016年の入団以降、トップチームでのプレーを目標にG大阪U-23の一員としてJ3で経験を積んできた一美。待望のJ1デビューで好パフォーマンスを披露できたが、成長するために参考にしてきた選手を明かしてくれた。
「やっぱり(長沢)駿くんは同じフォワードでポストプレーが上手いです。試合に出ていない時、上から見ていて参考にしていたので」
一美がトップチームでチャンスのなかった時期、長沢はJ1で16年に21試合・9得点、17年に34戦・10ゴールを記録。後輩の模範となるFWとして活躍していたのだ。
ちなみに長沢はFC東京戦、ベンチ入りをしていたものの、出番がなかった。一美は先輩の背中を見てスケールアップし、ポジションを争うライバルになったと言えるだろう。
試合後には「手応えはあったんですけど、得点できる場面で決め切りたかったと思います」とゴールへの意欲も示した一美。伸びしろ十分の若手FWの、さらなる成長が楽しみだ。
取材・文●志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)