ライオラ代理人と交渉を進める。
現地8月10日のプレミアリーグ開幕を前にして、マンチェスター・ユナイテッドの内部は不穏な空気に包まれている。チームの中心を担っているフランス代表MFのポール・ポグバが、今夏の移籍市場での退団を画策しているからだ。
2016年8月にユベントスからマンチェスター・Uに8900万ポンド(約129億円)という当時の史上最高額で移籍してきたポグバは、チームの主軸として活躍。今夏にはフランス代表としてワールドカップに出場し、20年ぶりに母国に世界王者の称号を取り戻すなど、声価を高めている。
そんなポグバの周辺が騒がしい。英公共放送「BBC」など複数の現地メディアによれば、古巣のユーベとバルセロナが獲得を申し入れているという。
2016年8月にユベントスからマンチェスター・Uに8900万ポンド(約129億円)という当時の史上最高額で移籍してきたポグバは、チームの主軸として活躍。今夏にはフランス代表としてワールドカップに出場し、20年ぶりに母国に世界王者の称号を取り戻すなど、声価を高めている。
そんなポグバの周辺が騒がしい。英公共放送「BBC」など複数の現地メディアによれば、古巣のユーベとバルセロナが獲得を申し入れているという。
とくに後者とは、ポグバ自身、そして代理人のミーノ・ライオラ氏が具体的な話し合いを進めており、英紙『Daily Mail』によれば、週給34万6000ポンド(約5000万円)の5年契約で合意に達していると報道されている。
プレミアリーグの移籍市場が8月9日にクローズするため、代役確保に目途が立っていないマンチェスター・Uは、ポグバの放出を拒んでいるようだが、本人に残留の意志はないようで、英紙『The Sun』は、その理由を綴っている。
「もしも、モウリーニョが隣人(マンチェスター・シティ)を抜きたいのならば、ポグバとの冷めきった関係性をどうにかしなければならない。モウリーニョはいまだに自らをスペシャル・ワンだと思っているのかもしれないが、ポグバのような傑出した才能を有する選手の前では、そのプライドを飲み込まなければいけない。
カントナとファーガソンの関係はそうだった。あの二人は、監督と選手と言う前に何よりも人間としての関係の構築ができていた。ポグバはいま、ユーベもしくはバルサと契約をかわしたいと望んでいる。そんな選手を立ち直らせるためには、モウリーニョが考えを改めないといけないが……」
これまでもモウリーニョに不満を抱いていることが報じられてきたポグバ。そんなフランス代表MFの獲得に向けて動くバルサは、リーガ・エスパニョーラの移籍市場のタイムリミット(8月31日)まではまだ少し猶予があるため、ウスマンヌ・デンベレ、アンドレ・ゴメス、ジェリー・ミナを売却し、1億8000万ポンド(約257億4000万円)の大金を支払う準備を進めているようだ。
もしバルサ入りが実現すれば、今夏の移籍市場で最大クラスのメガディールとなるだけに、その動向は引き続き注目したい。