テレビカメラが捉えた行動とは?
クラブでも代表でもチームメートとあり、彼は何かを感じ取っていたのだろうか。それとも――。
ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、PK戦の末に開催国ロシアに敗れたスペイン。先攻だったPK戦で決め手となったのは、3番手コケ、そして最終キッカーのイアゴ・アスパスの失敗だ。
スペイン紙『Marca』によると、後半途中にベンチへ下がっていたジエゴ・コスタは、コケがPKキッカーを務めることに懸念を示していたのかもしれない。
『Deportes Cuatro』のカメラが捉えた映像を受けての報道として『Marca』が伝えたところによると、D・コスタはフェルナンド・イエロ監督にコケをキッカーにしないように訴えていたという。これを受け、指揮官はコケ本人に確認したうえで、「大丈夫」と太鼓判を押したとみられている。
ロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、PK戦の末に開催国ロシアに敗れたスペイン。先攻だったPK戦で決め手となったのは、3番手コケ、そして最終キッカーのイアゴ・アスパスの失敗だ。
スペイン紙『Marca』によると、後半途中にベンチへ下がっていたジエゴ・コスタは、コケがPKキッカーを務めることに懸念を示していたのかもしれない。
『Deportes Cuatro』のカメラが捉えた映像を受けての報道として『Marca』が伝えたところによると、D・コスタはフェルナンド・イエロ監督にコケをキッカーにしないように訴えていたという。これを受け、指揮官はコケ本人に確認したうえで、「大丈夫」と太鼓判を押したとみられている。
だが、D・コスタは納得がいかなかったのか、主将セルヒオ・ラモスにもコケを使わないように進言。これを受け、S・ラモスはコケに「蹴りたいか?」と尋ねたようだ。だが、コケはここでも「イエス、イエス」と返答し、ペナルティースポットへと向かった。
結局、コケのPKはロシア守護神イゴール・アキンフェエフに阻まれた。すると、ベンチ前で仲間と一緒に見守っていたD・コスタは、イエロ監督のほうを何度か見て「言ったじゃないか」と口にした。
D・コスタが本当に進言していたとして、その理由は定かではない。普段からアトレティコ・マドリーで一緒にプレーしているコケに何かを感じ取ったのかもしれないし、120分を戦った仲間の疲労に不安を覚えたのかもしれない。
そしてもちろん、イエロ監督がキッカーを替えたとして、それが勝利につながったかどうかは、今では知る由もない。残されたのは、スペインがベスト16で敗退したという事実のみだ。